ある日。
寒い。この前まで9月だというのに30度近くまであったのに、いきなり秋らしい寒さがやってきた。かなり寒い。しかも雨。今日のみなとみらいはきっと空いてるだろうと、二人で向かう。
昨日は、夫のリラックスためプロントに行ったので、昨日は私のリラックスにHARBSへ。お昼頃に着いたら、ギリギリ入れた。程なくして満席になったので危なかった。お決まりのマロンケーキと、シーズンもののカスタードマロンケーキ。それに夫はオーガニックコーヒー、私はアールグレイをオーダー。隣の北海道から来たと思われる中年の女性二人とその母親らしい女性が、メニューのケーキを見ながら、こんなイラストじゃよくわからないねと文句ばっかり抱いている。みんな、ここぞとばかりにおしゃれして、ブランドのバッグを肩から斜めに下げていた。後ろのテーブルには若い20そこそこの女性二人組が、メニューを見て、高いね。どうしようと小声で相談している。店員さんにケーキひとつだけでもいいですか?と尋ねている。それに、お一人様ワンドリンクお願いしますと言われてしまっている。
10月だから、殆どのケーキはマロンで、マロン好きな夫がカスタードマロンケーキ食べたいけれど、周りに沢山のアーモンドがあってどうしようと言ったので、じゃ、私がこれを頼むから、それで周りのアーモンド以外を食べればいいじゃんというと喜んでいた。ナッツアレルギーなのに果敢にチャレンジする。生地がフカフカで弾力があって、とっても夫好みのケーキだなと思った。私はケーキは半分食べれればいい方なので、夫が大半を食べた。
GUで夫が買い物して、貴和製作所で夫がずっとやりたかったというアクセサリー作りのキットを買って、私は本屋で本を2冊買った。ケーキしか食べてなくてお腹が空いたので、保昌で鶏そばと半チャーハンとサラダと杏仁豆腐がセットになったやつを食べた。サラダもパリとして美味しく、鶏がしっとり柔らかくのった鶏そば、熱々のチャーハンが美味しかった。夫と無言で食べる。帰りに花を買って帰る。
夜、夫がまたピリピリし始めた。私は、不調な時に何故か毒を吐きまくるのでそれにキレたらしい。なので、もう面倒だなあと思いながら、夜遅くに寒いけれど自転車に乗りに出かける。家の近くをぐるっと回ると、排水溝の上に綺麗に折り畳まれた一万円札が落ちている。拾うべきか?と悩んでいる間に通り過ぎ、歩行者もいたので、きっとその人が拾うだろうなぁと思って走り抜けた。マンションに戻ってきて、まだむしゃくしゃしていたので、もう一度同じ道を走りに行ったら、まだ一万円札が落ちてる。うーん。どうしよう。500円玉とかならなぁ。。どうしよう。仕方なく、緊張感から逃れるために家を出たのに、そんなこともすっかり忘れて夫に連絡する。ちょっと鍵を閉めて、エントランスにきてくれない?と。困惑気味に夫が出てきて、一万円の場所まで行く。夫が驚く。一万円札を見つける人っている?こんな夜中に真っ暗な道で、なんで自転車乗ってるのに気づいたの?と不思議がっている。私は人より動体視力がいいんですよ。で、どうしよう。落ちてるお金払うのやだなぁ。しかも神社の下だし、なんか神様に見られてるみたいだしなぁと、夫と二人で通り過ぎる。とりあえず、自販機でコーヒー買って飲もうと飲む。それでまだ気になるなぁと夫とそれから3、4周した。それで、満を辞して拾い。近くの交番に届けに行った。対応してくれた警察官は、その一万円札を裸銭と言った。すごい言葉。銭って。どうやら、何ヶ月かして、落とし主が現れなかったら私に来るとのことで、いろいろ質問され、書類をもらい帰ってきた。
帰り道、ドラッグストアで買い物して帰る。
夫は、なんで怒って家を出て行って、自転車漕いでて、一万円札拾うんだろう。なんで君はいつもこういうことが起きるんだと大爆笑している。きみ、またこれをブログに書くでしょ?と、言われる。本当に君の人生はネタに困らないなと。どうやら私の行動で夫の機嫌も治ったらしい。突拍子もない言動は、リラックスさせる効果があるのだな。
0コメント