ある日。

風邪のため不調。12月に入ってからずっと不調が続いている。

朝食、アップルシナモントースト、紅茶、はちみつヨーグルト。

毎年この時期に親戚からりんごを大量にいただくのだが、りんごを手に持った瞬間からりんごが大好きな愛犬がキュンキュンと甘え鳴きをして一途にお座りをしてくる。そして挙句にものすごく高速回転をしてうるさいので、この日は、朝食のあいだずっと愛犬が狂っていた。おやつにあげようと思っていたのに、あまりにも要求してくるので根負けしてシンプルなりんごをあげる。嬉しそう。


不調で、家事をやろうとするとすべてが裏目に出て家事が捗るどころか余計な仕事が増えるので、家事の一切を放棄して仕事に取り組む。仕事はなぜかものすごい集中力を発揮して午前中で片付いた。


昼食、ベーコンと葱のチャーハン。

最近はまっている。はまるとそればかりを作る癖がある。ごま油でじっくりと長ネギの刻んだのを炒めたらベーコンを入れてさらに炒め、ここで塩コショウをふり味付けをしておき、ごはんを投入。ごはんを投入したらそのまま動かさずベーコンと葱がちょっと焦げがついた頃に豪快に混ぜ合わせ、フライパンの真ん中にほんの少しの醤油をたらして焦がしてから混ぜて完了。簡単だけど、香りがよくておいしい。ニンニクなど入れなくても、食欲がわいてくるチャーハン。


夫が仕事でテンパっているため、一人で愛犬と散歩に行く。帰りにマンションの管理人さんにものすごく可愛がられ、愛犬もうれしそう。全然鳴かないし、人懐っこくてかわいくて、随分育て方がいいですねと褒められて喜ぶ私。


夜まで仕事。新しい仕事の依頼が来た。久しぶりの新しいご依頼なので嬉しい。これまでやったことのない感じの仕事だけれども、チャレンジしたくてワクワクしている。


夕食、豚しゃぶ肉とサツマイモとほうれん草の蒸し鍋。調子が悪いのでポン酢であっさりと食べた。


田口ランディの『いま幸せになっちゃえ!』を読む。これ悩みがMAXな時とか、なんかよく分からないけれどモヤモヤとしているときなどに読むとスッキリする。最近、この本をよく読んでいるのは、きっとモヤモヤしていることがあるから。新しい仕事の依頼が来たのだが、それがお受けした後でいろいろと微妙に変化して、私がやったことがない類のものになってしまって悩んでいる。しかし、もうお受けしたので、お受けしたかぎりは何とかやろうと覚悟ができている。それなのにその仕事に取り組めば取り組むほど、私で大丈夫だろうか?私にできるだろうか?と迷いが出てくる。そんな時に見つけた言葉。「できるかどうかは、どうでもいいの。できなくても、いいの。できても、いいの。やってみます……じゃないの。毅然と、やる」とあった。私は毅然とやるのだ。やったことはないけれども、私の、5冊だけの本屋のスタート時からの理念にまさにピッタリな仕事なのだ。願ってもないチャンスだ。だから、毅然とやるのだ。他にも手帳好きにはたまらない言葉。「『やるべきこと』も『やりたいこと』もシンプルに書き出すこと」「じぶんのやることが『もやもや』っとしていると、それだけで不安で重苦しい気分になるでしょう。脳がなにをしていいかわからなくてエラーを 出しているからなの。書き出せばいいの。もやもやが晴れるとそれだけで、力が湧いてくる」うん、私も書き出してすっきりしよう。


すーちゃんシリーズの『わたしを支えるもの すーちゃんの人生』読了。「本日、40歳になってしまいました」と40歳になったすーちゃんのあれこれがとても共感できた。もうすぐ私も40歳。わたしを支えるものはなんだろうと考える。すーちゃんが病気療養中の園長先生の奥さんのためにスープを作ったように、さわ子さんが傾聴ボランティアでお年寄りとお話をするように、私も誰かの役に立っていたら嬉しい。そういう40代にしたいのだと思った。




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