2023年9月14日(木)

昨夜、またひどい頭痛。最近、ずっと保冷剤を頭にのせて寝ている。閃輝暗点と吐き気がつらい。朝、夫に起こしてもらう。寝起きで「ねぇ、パンを二枚焼いてくれない?」と頼むと、「えっと、きみが二枚たべるの?」と聞かれる。「いいえ、私は一枚です」。


朝 トーストにジャムとバター、マンゴージュース。

食後、身支度をしようと化粧水をつけるとつけたところがかゆくて真っ赤になった。もう長らく同じスキンケアラインなのに、突然のことで驚いた。落ち着いてからメイクをして出かける。コンタクトレンズ、お香、ニット、夫に頼まれたもの、本などいろいろ買う。人が多くて疲れた。休憩がてらカフェに入りチーズケーキと紅茶を頂く。なんとなく胸焼けがして気分が悪くなったので、スーパーはあきらめて早めに帰る。


午後からまた別の用事を済ませて、仕事。やることが多すぎるので、やることを書き出す。9月に入り、ほぼ日オリジナルは持つのも開くのも嫌になるほどの膨らみ、ほぼ日weeksに変えた。今年は、ほぼ日を見返す暇があまりとれなかったし、オリジナルにちょっと使いにくさを感じていたので、一週間の節目が気持ちいい。時間軸にとらわれず、ゆるやかに好き勝手に行動できるのが気持ちいい。ここ数年、私は持病の再発を恐れてルーティンと規則正しい生活にとらわれ過ぎていた。うまくできるようになったが、それは随分と私らしさと気軽さ、自由さを奪っていたような気がする。今は気軽で、直感的で、気持ちがラク。集中力も上がり、運気もよくなってきている気がする。そうなってくると、次は夫のことを考える。夫の好きなことに費やせるお金と時間をもっと増やしてあげたいと思う。もっと自由に好きなことをしてほしいと思う。とりあえず、夫がやりたいと言っていたことをいくつか実現することから始めよう。


最近、読んだ有吉佐和子の『仮縫』がとても好きな本だった。主人公の清家隆子がいい。仕事に熱心で、まっすぐで素直で、気持ちがいい。そんな隆子がどんどん野心家になっていくのは、まるで『黒川の手帖』のようだった。私にも野心の塊で、食べるのも寝るのも忘れるほど夢中になった時期があった。若かりし日にそういう日々を送ったことは、私の人生においてはよかったなと思う。オートクチュールの物語だけあって、解説が森英恵氏なのもよかった。クラシカルで、野心溢れる本。好きな本がまた一冊増えて嬉しい。


もう一冊、『愛のエネルギー家事 すてきメモ303選』を読んだ。はじめにの文章で「効率を追求せず、自分の機嫌のよさや気持ちの明るさを大切にすると、結果的に効率がよくなる。人の心を優先すると、家がずーっと整っていく」というところが今の私の気分にぴったりだった。他にも、家事がしんどいときに手に取ったら心が軽くなる言葉ばかり。きっとこれから何回も読み返す本になるだろうと思う。


夜 ビビンバ

小松菜、人参、もやしのナムルを作り、豚ひき肉を甘辛く炒め、コチュジャンとキムチも加えて、石焼ならぬ土鍋でビビンバ。二人で熱い熱いと頬張った。おいしかった。

最近、夫はよく笑う。よく話す。二人で一緒に笑って、話して、企てて、そんなここ数日間が幸せ。メールも、ハッピーな顔つき。

女性のための選書サービス/5冊だけの本屋

あなたのためのとっておきの5冊を選書します。