ある日。

昼までだらだらして、お昼にまたしてもカッペリーニを作り、食べて、図書館に行く。図書館には自転車でルンルンする。昔から自転車が大好きだ。一応車の免許は持っているが、自転車が大好きだ。しかも電動でもないのにものすごく速い。夫が心配するほどの速さだ。そういえば、実家に住んでいたころも両親がとんでもなく心配していた。私の自転車がまるで車よりも速く、いつか事故に遭うんじゃないかと。今はいろいろな規制があって自転車もゆったり漕いでいるが、何がうれしいって実家にいたころも自転車専用のロードがあったように、今も川沿いに歩行者と自転車専用のロードがあって、そこを人がいない時間に思いっきり自転車で通り抜けるのがよい。きもちいい。夜の散歩の次に自転車での散歩が好きだ。

図書館の帰り道、ファミレスによって一人でパンケーキとコーヒーをいただく。スマホに山ほど入っているタスクやアイディアなどを精査していく。こういう一人時間は大切だ。一人時間は自分を取りもどすための大切な時間と言ったのはシャネルであったろうか。私は一人の時間なくして生きてはいけない。いつも、家族ですら一緒にいるのがいやだなぁと思う。家族にすら自分の時間を奪われたくないと思う。私はひねくれものだ。だから夫も同じ価値観の人であることが本当に良かったと思う。夫は私と違い無駄に時間を奪うやつが嫌いだそうだ。私は、自分の時間自体を誰にも奪われたくない。よって、夫の方が愛があるなと思う。時間、人生は、有限なのでそのことを忘れずに過ごせば、きっとみんなもっと自分の人生に集中するのではないか。そういうことでいえば、私が幼少期に病気になりそれをこうして刷り込んだ経験は、私にとっての財産である。やっぱり自分の人生に起きることのすべてには意味がある。

『とりあえずウミガメのスープを仕込もう。』読了。つくること、食べること、なんでもない日のごはんとおやつ、思い出の食べ物などの食エッセイと、表題の短編集を含むおいしい本。  疲れた時に読むと癒される。もうどうにもならないってほど疲れたときに必ず救われる本だ。食べることは生きること。この本にはそういうことが押し付けがましくなく書いてある。表題作の短編集「ウミガメのスープ」は賞をもらったのに後ろ向きでもうどうにもならない姉とそんな姉を励ます妹の物語。評価されたかった、認められたかった、ほめられたかった姉。賞のせいでほんとうにほしいものがわからなくなってしまい、やりたいことと、やるべきことがわからなくなってしまう。きっとこういうときって誰にでもある。承認欲求の塊のような、そんな時。そこにやってくる妹がまたいい。食器を洗ったり掃除したりそんなのは元気な人がやればいいんだよといって、さくさくとこなしていく。こういう人に救われることって本当にある。あぁ、この姉にはこの妹がいてよかったなと心温まる物語で、好きなので何度も読んでいる。 「お茶碗を洗ったり、何か料理をつくったりしてると、なんだか気持ちが穏やかになって、いつのまにかエネルギーが満ちてくるの」っていうとことがあって、これは江國香織の小説かエッセイにも出てきたな。こういうことって本当にある。だから私はつらい時ほど、とんでもなく凝った料理を作ったり、淡々と床を磨いたりしたくなるのだと思う。自分で自分に期待して、もっともっとといって無理をしてどんどん自分の首を絞めていく。そういうことから解放するのはきっとこういう生活なんだと思う。

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