ある日。

朝から相変わらずの不調である。結局ベッドでうだうだして、泣きながら這い上がる。起き上がることは、私にとっては勇気がないとできないことである。でも、なんとか起き上がれたのは起き上がることの苦痛よりも、オムレツを作りたい欲が勝ったからである。オムレツを作りたい、オムレツを作りたい。ここ数日そのことばかりが頭をぐるぐるとしていた。起き上がって、オムレツを作る。チーズも、ミートも面倒なので、シンプルなバターたっぷりのオムレツ。鉄のフライパンで作る。ガンガンに熱したフライパンにバターをたっぷり溶かし、卵を入れる。へらでぐるぐるしながら熱す。端っこが固まってきたころに丁寧にフライパンから引きはがしていく。初めて作った割には順調だった。卵のなかにもバターを入れてみたけれどもこれがよかったのかふわふわでバターの香りがすごい。いい感じだ。そのあと、ウインナーもジュージュー焼く。この2年くらい(長い)大切に使ってやっと油がなじんできた柳宗理の鉄のフライパンがやっとやっと使いこなせるようになったのだ。よって、最近はこれしか使っていない。気になるのは油を使うせいで、太らないかということだ。でも、テフロン加工の便利さよりも、なんとなく今はこちらの方が気分。前の日に余ったご飯を鮭と大葉とゴマでおにぎりにしておいたので、それとオムレツとウインナーとすいかを食べる。夫がオムレツすごくおいしくてお店の見たいだという。ウインナーもやっぱり鉄のフライパンだと違うなぁと、なんどもこのウインナーどこの?と聞く。夫はウインナーのメーカーにうるさい。毎回、夫がおいしいといったものを買ってきているのだが、お店によって売っているウインナーが異なるため仕方がないのだが、今回は某大手ハムメーカーの徳用パックである。あっさりしていて朝に食べやすいので私が好んでいるものだ。夫もおいしいおいしいと言って食べる。

それから掃除や洗濯をして、昼ご飯を仕込んでおく。簡単でスタミナがつく、炒めカレー。豚バラ肉を適当な大きさに切って炒め、色が変わったら玉ねぎをそっと豚肉の上にのせて放置。いじらずにちょっと時間がたったら油をなじませて、みそ、みりん、しょうゆ、酒、すりおろしたにんにく、すりおろしたしょうがを混ぜたものとカレーフレークを混ぜ合わせて完成だ。ご飯に盛ったら、たっぷりの青ネギとみょうがと一緒に食べる。簡単な割に夫が好きなので、大量に作っておく。それから仕事をし、夫とお昼にこれを食べて、夕方、街の電気屋がやってきた。去年も呼んだが、今年もエアコンの修理をお願いした。悪徳業者のせいでエアコンの配管の配置が間違っており、なんのごみも詰まっていないのに水が外に流れないため水漏れするのだ。呼んだところで買い替えないと策はないとしっているが、頼む。おじさんと息子らしき男性二人組は、清潔できちっとしていて、客に媚びるでもなく丁寧に仕事と向き合っているところに好感が持てる。結局、また同じように修理をしてもらった。後日談でいえば、この夜にまた水漏れが発生したのである。でもいいのだ。もうエアコンなしてやっていこうと思っている。私はケチなので、今夏はあきらめて安い時期に買おう。

夜、夫と散歩に出る。精神のバランスを崩した私のために夫が散歩に一緒に行ってくれた。アイスを買ってきた。夫が、相変わらずの私のリラックスのへたっぷりに、アイスでも買ってリラックスしていなさいというので、ただただアイスをもくもくと食べることに集中した。リラックスって難しい。そのあと、愛犬の散歩も行ってくれた。夫は散歩ばかり。ありがとう。

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