ある日。

スタバで読書していたら、涙が止まらなくなった。

『かならず先に好きになるどうぶつ。』という糸井重里の小さいことばシリーズの最新刊を読んでいたのだ。このシリーズは、糸井重里が書いた一年分のことばのなかから、「小さいことば」を選りすぐって、本にしたもの。 幸福とは、いい時間の過ごし方とは、運とかアイディアとは、希望とは、愛犬ブイヨンのこと、ブイコのこと、趣味、あこがれ、お好み焼きなど好きな食べ物、手帳に書いておくこと、たのしみを混ぜておくこと、 若い時の著者自身の就職活動、寛容とか包容力、さくらももこさん、好きなことについてなど、日常にたのしさを加えてくれる豊かな本だ。。

そこで、亡くなったブイヨンの件があった。ブイヨンは夫も私も見守っていた、私たちにとってもかけがえのない犬だ。そのブイヨンが亡くなり、糸井さんがその瞬間を迎えるまで、思い出、その後の涙が止まらなくなるほどの落ち込みよう、その全てを写真も交えながら綴っていた。そこで、鼻ガツンとなってしばらくしてから、私も涙が止まらなくなってしまったのだ。本を読んでいてこれほどまでに大号泣することが、しかも出先で、あるだろうか。そうそうない。

我が家に愛犬がいるだろうか。それも違うような気がした。ただたんに、糸井さんを通してみていたブイヨンが亡くなったという現実を、そこで初めて私は突き付けられたのだ。悲しかった。さびしかった。そして、どうしようもなく涙が止まらなかった。

そのページを抜けた後にブイコと糸井さんにとっての孫の誕生のエピソードがあって、それがまたグッと来たのだ。生と死。わかっているのだけれども、この一冊を、このたった数ページで私はそれを改めて突き付けられた。そうだ、生ある限り、愛を持って全うしよう。

ちなみに私はこの7年ほど、ほぼ日手帳を使っている。他の手帳とは違って、ほぼ日手帳を使うと、次から次へと未来のたのしいことが思いついて、それを手帳に書き留めては、何度も何度も見返して、そのあとまでずーっとたのしいなぁと感じるのだ。その繰り返し。そういう日々が私の人生を豊かにしていることを知っているから、私はほぼ日手帳を手放せないのだ。そういう「たのしみ」について書かれていて、個人的にはこのシリーズのなかでも大好きな一冊になった。

「趣味とは、明日も生きたいと思わせてくれるもの。またの名を、楽しみ」

「明日なにを食べようかと決めて、手帳にかいておくと、そのときまで、ずっとこころがおいしいよ」

 「先に、たのしみがある人は、そこまで泳ぎ着こうとする。過去の思い出も、うれしく噛みしめることができるけど、未来のたのしみも、想像して唾液をためることができる」 

いいことばたちだった。


ものすごく寒い夜のため、水炊き。ぶつ切りの水炊き用のお肉を買ってきて、野菜多めで作ったら染みたーー。〆はラーメン。

最近、黒米ばかり食べていて、私の胃腸がずっと痛いからだ。よって、黒米でおにぎりをつくってちょっとずつ食べていた。新卒のころ、体調を崩して、何も食べれなくてガリガリになった私に先輩が毎日これたべなと黒米に佃煮やら鮭やら入った小さなまんまるのおにぎりを持ってきてくれて。黒米を食べるとその先輩を思い出す。一回り年が離れていたけれども、とびきり美人で、なぜか馬が合ったので、よく食事したり、エステ行ったり、いろいろしたんだよね。元気かな。

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