ある日。

仕事がひと段落したので、お気に入りの喫茶店で読書をした。隣にはチャラい感じの4人組女子。どうやら卒業旅行みたいな感じで、鎌倉をどう回ろうかと作戦を立てている。一人はどうやらジムでの就職が決まっているようで、もう一人はスーパー、そして、もう一人は市役所のようだ。(もう一人はよくわからなかった)その、スーパーに就職予定の子が、金髪で爪とか服装もビリーアイリッシュのような感じなのに、ものすごくスーパー愛を語っていて好感が持てた。お客さんに来てもらえるのが嬉しいとか、こういうのあのお客さんほしいかなとか考えているのがたのしいのだそう。アルバイトしていて、楽しくて就職を決めたと言っていて好感が持てた。なんかいいなぁと。そして、就活のころスーパーや食品関連はきついし給料安いから絶対に就職したくない、とイキがっていた若かりし日の自分を殴ってやりたかった。そして、お会計の時にそのスーパーの子が、一人一人あなたは何円ねと割り勘を計算していた。その際に、市役所に就職予定の子に、「あの時のお金まだ返してもらってないんだけど、よかったらこの先の人生のどこかでちょっとずつでもいいから返してよ」と言っていた。どうやら、その4人組は年に数回集まって旅行を楽しみ女子たちであったらしく、何か月か前の支払いをもらっていないことをさらっと、そして、ユーモラスに伝えていた。本当に大好きだーーー!と心の中で叫んだ。というか、市役所勤務よ、大した金額じゃないのならすぐにその場で返しなさいよ。そして、そんな人が市役所か~なんて思ってしまった。


そして、お目当てのお菓子を買って、気になる花屋で花を買って帰った。コロナの影響でほとんどお花を飾れずに過ごしてきた一年間だったので、これからは花をきちんと飾れる余裕を持ちたい。


『彼女は一人で歩くのか? Does She Walk Alone?』読了。久しぶりにこういうSF的な、がっつり理系な感じの本を読むと、頭を使うのでスッキリする。SFは大好きだ。今の私の苦痛のほとんどは科学の力で何とかなると思っているのに、いまだその苦痛を続けているのが悲しい。具体的に言うとそれはお風呂。お風呂に入るのは本当に面倒な生活習慣。子どものころから、コインロッカーみたいなところに入ったら湯船にも疲れて、全身ウォッシュして、ドライもして、パジャマも着せてくれるものがないかと思っていた。それは、今でも一般家庭にはない。数十年夢に見ているものだ。そういう生活のすべての苦痛がAIによって、改善されていったら、人間はほとんどの時間を好きなことに費やせるのですばらしいのになぁと、子どものころから夢みている。

それでこれはどんな本かと言うと、人間に子供が生まれなくなり人口が減少、その一方で寿命は延び、人工細胞で作られたウォーカロン(単独歩行者)が当たり前になった未来の話。素晴らしい世の中だと夢みつつも、人間らしい、ひらめきとか、憧れと言った感情とかの誇らしさを感じさせてくれる素敵な本です。

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