ある日。
昼、コンビニで助六とざるそばを買って夫と半分ずつ食べる。助六は、卵焼きがでーんと大きめに入った太巻きといなり、たくあんと野沢菜としば漬けがそれぞれ入った細巻き三種。夫が食べたおしんこ巻きには、たくあんが入っていなかったそう。なんかすまん。意図的にそうしたわけではないのだが、私が取り分けた夫のものには入っていなかったようで、申し訳ない気持ちになる。
お正月過ぎたあたりから、夫はちょっとおかしかった。年末年始の猛烈な仕事で気が休まらなかったのか、体調を崩して寝込んでいた。めまいもして、ふらふらするというし、顔は常に青白い。食事をするも具合が悪いと言ってすぐに横になるし、笑顔など全くもってでなくなった。これはいよいよまずいと思い、夫を実家に強制送還し、実家の和室でとりあえず思いっきり寝てくるようにすすめた。心配だ。
夜中0時を迎えたころに、実家にいるお夫からLINEがきた。そういえば私たちの結婚記念日であった。またしても忘れてしまっていた。こういう離れ離れで迎える結婚記念日は初めてだけれども、なんだか夫からこうして届くメッセージが愛おしく思えた。
10年間ありがとう。これからもどうぞよろしくね。
0コメント