ある日。
引き続き、具合が悪く、午前中寝ていたらあっけなく治った。そのため、朝、作っておいたお弁当を夫と一緒に食べる。お弁当と言っても、ごはんに明太子と昆布をのせ、ウインナーと青ネギ卵焼きを入れただけの簡単弁当だが、年のせいか夫も私もこういう地味弁に目がない。おいしかった。家で食べるお弁当も良い。
桐島洋子の『聡明な女は料理がうまい』読了。1976年に書かれた料理エッセイだが、何度読んでも学びがあって、著者の生きざまがいいなぁと思う。「すぐれた女は必ずすぐれた料理人である」という著者の思い。納得。だいたいいい女っていうのは料理も上手だし、盛り付けのセンスもあるし、それに何と言っても手際がいい。それに「聡明な女」っていうのは、最高の誉め言葉だと思う。私は、聡明という言葉が好き。松浦弥太郎のあとがきもとてもいい。「聡明な人とというのは、巷の情報や知識にさほど興味がなく(自分の経験こそ真の情報であると知っているから)、何事もまずは自分の目で見て、耳で聞いて、頭と心で考えることで納得をする」そうそう、私のイメージするいい女、憧れる女というのはこういう人だ。
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