ある日。
とんでもなく寒い。雪が降りそうな天気。前日までとてもイライラしていたが、マッサージに行ったおかげで、イライラがなくなり快適。
終日、仕事。
どうにも集中ができないため、夜にマックをデリバリーする。夫にそれを伝えに行くと、夫は驚いている。当然だ。夫は、しゃぶしゃぶだよ~と聞かされていたのだから。それで急いでマックのメニューを見てオーダー。あぁ、やけでビッグマックなんぞ頼んでしまった。
そうして、届いたビックマックを見て驚いた。これどうやって食べるんです??私は、たぶん生まれて初めて食べたビックマックを食べながら、もう一生こんな食べづらいハンバーガー食べないぞと誓った。食べないぞ、食べないぞ、とつぶやきながら食べたビックマックはあんなに大きかったのにあっという間であった。自分に驚いた。
益田ミリの『そう書いてあった』読了。益田ミリ作品の中でも最も好きな本。作中の「世界の料理をつくる会」は、本当に楽しそうで、この本で読んで以来こっそりまねしている。メキシコとか、韓国とか、イタリアとか、ベトナムとか、とにかくあちこちの料理を作る。それがたのしくて病みつきになる。「大人になってはじめたピアノレッスン」では、益田ミリさんの自由っぷりもさることながら、あぁ、私もこういうピアノレッスンだったら今からでもやりたいなぁと思う。それに、 谷中銀座、夕焼けだんだんにて夕焼けを見るたりとか、やってみたいと企てているし、捨てたと思っていた日記帳が見つかるところなんて、自分だったらぎょっとするだろう。私も日記をつけているが、もはや捨てるのも忍びないし、どうしていいのか分からないので、誰が見てもなんてことないような感情一切なしの日記、いや行動記録をつけている。
今回、いちばん心に残ったのは、 海外に行く前にすること。自分にもしものことがあっても平気なように、各種事務手続きや様々なことを誰でも処理しやすいように書き残しているところ。私も、だいたい旅行前にはこれをやっているし、お給料日にもこれをやっている。どれだけ死を待ち望んでいるんですか?と自分で突っ込みたくなるほど、私の死後、夫が困らないようにすべてわかりやすくまとめてあるし、夫にもここを開けば何でもわかるからねと、伝えてある。日記も手帳もiPhoneもとにかく何を見られても困るものはないし、あとくされない感じがよい。
益田ミリさんがさっくりと読み終えたので、次の本。島本理生『2020年の恋人たち』読了。恋愛小説の名手と言われる島本理生さん。こう言っては失礼だが、見た目の雰囲気からはどうしてこんな文章が出てくるのか想像できないほど、物語に登場する女たちはいい女、モテ女なのだ。もはや物語の内容ではなく、島本理生さんはどれほどモテてきたのよ?と、言うほうが気になって仕方がない。ワインバーを経営していた母が、交通事故で急死し、一人娘である主人公が引き継ぐことに。様々なワインと出合い、男性と恋をする。とにかくこの主人公、ワインは飲むは、次から次へと男を引きつけるは、すごいのです。「私は誰にも期待したことないんですよ」という主人公の言葉が印象的だった。物語はさっくりとした内容なのだが、この主人公の上司の男性がやたら名言吐き出すし、何よりも美味しい本ていうのは好き。
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