ある日。

本日も不調。何とかベッドから這い上がってキッチンに行くと、夫が、私の顔の白さに驚く。「パン焼いてあげるよ」と言って、わざわざ小麦粉の取りすぎでパンが食べられない私のために、ライ麦パンを焼いてくれて泣きそうなほど嬉しかった。夫は、とても美味しそうな絶妙な焼き加減で何でも焼く。他にココアとヨーグルト。


最近、お茶を欲していて、煎茶とか抹茶ラテとかを飲んでいる。めったに抹茶ラテなど飲まない私が飲んでいるもんだから、毎回夫が驚く。「春はやっぱりお茶だよね」と言っても、ピンと来ていないようだ。あんなにコーヒーを飲んでいたけれど、いまはゆるりと煎茶を飲んでいる。思い出すのは、本で読んだ詩人ろどうの茶歌。飲んだ後のスッキリ感が忘れられない。


夜、ハーゲンダッツのストロベリーチーズケーキを食べる。かちんこちんの状態から無心で食べたら、不安が亡くなっていた。アイスクリームは、不安を溶かす食べ物。

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