ある日。
朝、スッキリと起きれた。久しぶり。身体も軽い。あぁ、嬉しい。洗濯して、化粧をする。春先の不調からか、ずっと調子が悪かったので、たっぷりの水を飲む。不調のときには、自然と水やハーブティーを欲する。
ここのところ目標がないことを悩んでいた。私は目標がないと走れない。「目標がない。目標がない」と、口癖のようにつぶやいていた。目標がないというのは恐ろしいことだ。満たされているというのは恐ろしいことだと危機感がある。どうも私は自分が幸せな時には、この後待ち受けている不幸せに備えようと必死になっている節がある。手帖を開いて、いわゆるウィッシュリスト?的な感じで、頭に思い浮かんだことを書いていった。どれも今一つ。心の底からそれをやりたいと思っているのか?と、手帖のリストを見る。いや、違うなと思った。38歳までのビジョンはあんなに鮮明に子どものころからあったのに、39歳になったとたん、これからさきのビジョンが全く見えなくなったのだ。果たして、私はどんな40代、50代、60代になりたいのか?まったく想像がつかない。だから、これからの指標となるような本を、本屋で探しては読み漁っている。本や映画とか人との出会いとかは、そういう指標にもなるし、運命を転がす面白いものの一つなので大切にしている。多分、その何かに出会っていないのだろうと思った。しばらくは、探し続ける。
直近の目標は、だし巻き卵をもっとうまく作りたいことと、海苔巻きをうまく作りたいということ。なぜか二つとも巻物(笑)
お昼、たいめいけんのレトルトカレー。スーパーで、高級なレトルトカレーを選んでいい日をたまに設けていて、たとえば500円以上するような普段は買わないようなレトルトカレーだ。でも二人がこの日選んだのは、たいめいけんのカレーだった。500円以下。でも楽しみ。だって、あの向田さんもたいめいけんのカレー大好きだったもんね。たいめいけんのシェフの物まね、きゃっほーいと言いながら準備をする。夫は白米で、私は黒米。本当においしかった。じわじわ辛くて、しかもかなり大盛。ごはんとのバランスがちょっと悪かった。これからは一袋を二人でシェアしよう。食後にアイスカフェオレを飲む。
愛犬の散歩に二人で出かけたら、お昼すぎているというのにリクルートスーツの女性がいて、「入社式、遅刻じゃない?」と言ったら、夫は「あれはきみみたいになるな」と言われた。入社式に唯一遅刻した新入社員である私のことをこうしてディスってきた。
ぼんやりと、部屋着問題について考える。今は、起きたらパジャマから家事着に着替え、家事が終わったら普段着に着替えて家で仕事をし、出かけるときに外出着に着替えるという、面倒なことをしている。それが毎朝イライラしてくるようになった。コロナ化でライフスタイルも変わり、もはやもう朝なんぞ忙しくてこんなに着替えている暇はない。よって、パジャマ制度を辞めて、家事着をそのままパジャマにしようかと考えている。だいたいTシャツに、ゆるパンツをはいているので、リラックスできるし。でも、不眠症の私はパジャマにしてから快眠できるようになったのに大丈夫だろうかと言うのが大きな懸念。はて、どうしようか。引き続き検討。
夜、近所にファミレスがリニューアルオープンした。嬉しい。一年くらい建て直していたので、待ち遠しかった。お店に行くと、まるで別のファミレスのように綺麗。メニューは全く変わっていないし、メンバーもほとんど変わっていなかった。今日はオープン記念だからと言って二人で贅沢する。私はハンバーグとエビフライのセットとサラダ、夫は、デミ煮込みハンバーグとライス。夫が、なんでふつうのデミグラスソースのハンバーグはないのか?とオーダーした後もずっとメニューを見ている。「それは、たぶん不人気だからだよ」と言う。すると「それは君が嫌いなだけだと思うよ」と。それで、それらが運ばれてきて、食べ終えたところ、すぐに「こちら下げていいでしょうか??」新人らしきちっちゃな女の子が来た。初めてアルバイトしていますと言った感じの人。私はまだ口の中をもぐもぐして、フォークも持っているのに。。悲しかった。しかも、「食後にこちらはいかがですか?」と言われる。なんかリラックスできない。ファミレスはゆるゆるなのがいいのに。夫がパンケーキを食べるというので、パンケーキをオーダーした。でも、ナッツアレルギーのため、ナッツを外してほしいと言うと、その人は、「確認してきます?」と言ったきり戻ってこない。どうやら先輩らしき男性に、アレルギー対策をゼロから教えてもらっている。長引きそう。10分くらいたって、戻ってきて「かしこまりました」と言われた。すったもんだの末、やっと食べ終えたパンケーキ。その人がそそくさとお皿下げに来た。そして「こちらもいかがでしょうか?」と、違うパンケーキをすすめられる。え?今、パンケーキ食べたのに。またそれを推してくるの?面白い。夫と二人で大笑い。「大丈夫です。今食べましたので」と伝えた。そうすると、隣のテーブルでもパンケーキを食べ終えたお皿を下げつつ、パンケーキを進めている。皆さん失笑。もっと臨機応変にねと心の中で応援する。そして、いよいよレジ!なんと、またその人!レジで会計するだけなのに手こずる。例の先輩に何かを伝えているけれども、先輩も「ちょっと何言ってるかわかんない」と切れ気味。もはや、私が教えてあげたいよ。と思いながらも、お会計を終えて店を後にする。夫と二人、「あの子、全然なじんでなかったね。やめちゃうかな?」「いや、ああいう人は気づかないからずっといるよ」と話す。落ち着かない感じが嫌だなぁと思った。積極的なのは良いのだけれども、営業のし過ぎで、こちらは会話が中断されるし、せかされるし、それが残念な夜だった。
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