ある日。
朝、ピザトースト、ココア。不眠のため今朝も起き上がれなかった。相変わらず不調。夜中に咳が止まらず苦しかった。そして、前の日の夜にソファーで寝ころんでいたら首を痛めて、まったく動かせなくなった。痛い。
昼、豚肉の醤油炒め、野菜の中華炒め、きのこと小松菜のお浸し、卵焼きのお弁当。昼食後、夫がドラッグストアに首を痛めたところに貼るあたたかいやつを買ってきて、貼ってくれた。ありがとう。
夜、鉄分補給のため、豚鍋。いつもと違うスーパーで一束80円だったほうれん草と豚肉。このほうれん草がとんでもなく美味しくて、いつもは半分しか食べたいのに、一袋食べてしまった。
いまさらながら『おらおらでいぐも』読了。大好きな益田ミリさんの本で登場して読んでみたかった本。すごくよかった。孤独、死、老い、家族、それらの不安を解消してくれる希望の本だった。そういえば、働いていたころによく東北に出張に行っていて、帰ってくるとしばらく東北の訛りが取れなかった。東北訛りがとても懐かしかった。主人公の桃子さんが、地球四十六億年の歴史なる読み物が大好きで、分かったことをすべて書いた大学ノートを自分のお守りみたいにしているところがとてもよかった。夫との死別、長男は桃子さんを重荷に感じ拒絶、長女とも実母とも確執。いくら子供がいるからって安泰なことなど何もないのだ。たとえ家族がいようといまいと人間は一人で老いていくのだと思う。家族のつながりがかなり強いのってしんどい。いや家族だけではなくて、人間同士のつながりが強すぎて重い。そこには自由なんて一つもなくて、苦しいと、私は感じてしまう性格なので、割とみんなから薄情だの、冷たいだの言われながら自分勝手にやっているのだ。それにしても、最後の「おらは独りで生きでみたがったのす。思い通りに我れの力で生きでみたがった」「まだ戦える。おらはこれがらの人だ。こみあげる笑いはこみあげる意欲だ。まだ、終わっていない」ってよかった。前半はほぼ意味不明だった東北文章も、後半にはなんだかすっかり東北弁で脳内で読んでいて笑えて来た。それからの数日間は東北弁で過ごした。私はすぐに一緒にいる人の口調が移って困る。
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