ある日。

朝からすごい大雨。いよいよ夫のGWも始まった。2年前に訪れて気に入っていた寿司屋が近くにも店舗ができていたため、向かう。7000円でお任せコースで。しじみの一番だしから始まり、初鰹、しょうゆと檸檬でいただくホタテ、玉ねぎ醤油にくぐらせてさっとあぶった鰆(←これがとんでもなく美味しかった)、真鯛、うなぎはミニサイズの丼で、小肌(私は小肌が苦手なのだけれども最近克服した)、金目鯛(今日の一番。夫もこれが一番おいしいと言う)。煮アワビ。実は二人とも肝が苦手なのだ。でも食べた、夫は肝を最後に残して思い切って食べていた。私は、身の部分をまず食べ、肝を食べ、追って身の部分を口に放り込んで一緒に飲み込んだ。赤身のづけ、いくらの松前漬け和え、車海老。ゆでたばかりの車海老を目の前で剥き、温かくてぷりぷりな大振りの車海老は本当においしかった。佐島のたこ。すでにお腹がいっぱいなところにちょっと苦手なゆでたたこが来て、苦戦。夫も同じようで、分厚く切られたそのたこははじめは美味しかったようだが、飲み込むのが辛そうでこちらに何かを訴えてきた。面白くて思わず笑ってしまう。タコに苦戦していたら、大盛りのウニの巻物を手渡される。しまった、たこに苦戦していて、ごはんを少なめにしてもらうタイミングを逃した。でもウニは好きなので思い切って食べる。すべてを飲み込んだけれども、もう吐きそうである。もぐもぐしていたら、あっという間に新玉ねぎのネギトロ巻きを手渡される。しばらくかたまる。固まった私を察した大将がお腹いっぱい?と聞いてくれた。やっとお腹がいっぱいなので、ごはんを本当に本当に少なめにと伝える。何と言っても〆は私が楽しめにしていた、目の前でおろしたワサビをたっぷり含んだかんぴょう巻きなのだから。少な目と言ったのに、全然少なくないそれは半分夫に食べてもらった。最後に卵とスイカでコースを達成。もはやこれは何かのスポーツか?戦いなのか?自分との戦いだな。2年前の私は、ごはんなんぞ少なくしなくたって間食したが、39歳の私は年を重ねたせいかちょっと難しかった。あとは、今回担当してくださった方は、ちょっと雑な感じで、ごはんも多かったし、わりと手際が雑だったのが残念だった。でもおいしかったから良しとしよう。帰り際、すれ違いで隣に座ったカップル。苦手な食材ありますか?と聞かれた男性が、「漬物と納豆と梅干」と言っていておもしろかった。え、納豆巻きが出ると思ったのかな。ていうか、魚介じゃないんですけど。なんか、面白い人だなぁと思っていたら、その隣の綺麗な彼女が「私はないです。なんでもいただけます」と言っていて思わす見惚れてしまった。そのあと、その男性が、コピーライターとかフリーランスとかクリエイティブな用語を用いて彼女におれってすごいだろう感を出していて、この人と仕事するのはなんか嫌だなと思った。


寿司屋を後にして、無印でスリッパとスリッポンと計量カップ、計量スプーンを買った。ずっとほしかったガラスの計量カップが買えてうれしかった。お会計を済ませた後で、夫が俺もメンズでスリッポン見たいと言いだし、サイズがない色がないと店員さんに何度も確認してもらった上に買わなかったので、イライラした。気分転換にオーバカナルで苺タルトとカプチーノ。即決の私に対して、夫は一通り回ってから決めて、さらにその時にはあったはずのものがなくなっていたりと店員を必ず呼び出して大げさに時間がかかるので、いつもイライラするのだ。


本屋によって、実家に和菓子を買って、帰る。

近くに出来た新しいスーパーを下見する。広くて海外のスーパーみたいで楽しかった。

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