ある日
朝、起きて最初にやったことは、新しいスリッパをおろすことだった。ずっと前に買っておいた新調したスリッパは気持ちよかった。それから洗濯を回して、ベッドに戻る。最近の課題でもある「リラックス」。気づいたことは、愛犬と触れていることと、夫と手をつなぐことだった。夫の手はふかふかしていて、とても気持ちがいい。クリームパンみたいだなぁといつも思う。思っているせいで、「手」というところを「パン」と言ってしまうことがある。夫と手をつないでいると、とても心が安らぐ。
朝ごはん、夫が用意してくれる。ただでさえ何もできないのに、アイスカプチーノを飲みたくなって作るのに5分くらいてんやわんやしてやっとできた。夫も笑っている。「今日は何するの?」と夫に聞かれたので、「思いのままに」と答える。夫は優しく笑った。愛犬は、しっぽが取れそうなほどぶんぶん回っている。「ミホちゃん、それはいいね!」と優しく微笑んでくれているようでうれしい。
食事を終えた夫が牛乳パックを捨てていた。最近、毎日半分くらいを飲んでしまうので、ヘリが早い。最近は牛乳ばかりが飲みたくなる。こういうの前もあったなぁと考える。20代の頃、体調がずっと良くない時期があって、牛乳しか飲めなくなったの。それから、30代になってまたその時期が来て、その時には牛乳とジョアだけを飲んでいた。今はご飯を食べているけれども、本当は牛乳だけで何とかしたい。でも、牛乳を飲むと乳がんの恐れがあるかなと思い、これでも減らしている。乳製品はなんとなく乳がんに結びついているような気がする。(ただの思い込みなのでなんの根拠もない)
ソファーに横になって空を見る。風を感じる。
『考えない練習』という本を読む。蛍光ペンを持って、ボールペンも持って、線を引いたり、書き込みをしたりして読む。ここの所の課題、頭の回転をストップさせる方法、欲が強すぎること、ずっと悩んでいたことなどがすっきりする。なんとなくネットでいろいろ検索しても分からなかった。そもそもいちばんは、リラックスの方法がわからなかった。でも、そういうのを調べると、なぜかこの本にぶち当たるのですぐにポチって読んだ。すぐに読み終わったけれども、もう一度、蛍光ペンで線を引いたところを読んだ。ここのところの私は欲にまみれていた。アドレナリンを求めていた。とにかく欲と怒りしかなかった。刺激を求めていた。どうやら煩悩ということらしい。欲と怒りと迷いというのはそういうことらしい。そうしたら、私って煩悩だらけの人生じゃないか。
こういう読書は楽しかった。読みたいときに読みたい本を読む。線を引いて、書き込みをして、何度も何度も読む。読んで、自分に刻み込んでいく。こういう自分の役に立つ本が私は好き。読むことで自分を救い、書くことで自分の複雑な精神を穏やかにしてきたんだ。そのことをずっと忘れていたような気がする。それはどうしてやるのか分からないけれども、自分の為にやっていたんだな。
昼、夫が、崎陽軒のシウマイ弁当を買ってきてくれた。私が、毎日毎日シウマイシウマイうるさいので、わざわざ買ってきてくれた。でもふと見ると、いつもとパッケージのデザインが違うような。開港記念日40周年のパッケージだった。どうやら、今日は横浜港開港記念日らしい。それでウキウキしながらお弁当の蓋を開けると、あれ?シウマイが小さくなっているような。そう思いながら、まずかまぼこを食べる。卵焼きも食べる。それからシウマイに取り掛かる。おいしい。筍の煮物も、マグロの煮たのも、紅ショウガと昆布も。夢中で食べる。おいしかった。大きいので、食べ終わるのに時間がかかったけれどおいしかったので完食した。夫に感謝を伝える。蓋を閉じて、改めてパッケージを見ていて気付いた。私、崎陽軒のTシャツを着ている!GUでのケイタマルヤマコラボで発売された、崎陽軒のシウマイと書かれた黒のTシャツを着ていたのだ。夫と二人で大笑い。開港記念日に、開港記念限定デザインのシウマイ弁当を、シウマイTシャツを着て食べていた。
おやつにたい焼きを食べながら、録画しておいた大豆田とわ子と三人の元夫見る。今回も面白かった。人生は楽しんでいいんですよっていうのがよかった。なので、3回くらい見た。
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