ある日

雨続きの日々。休日はできるだけ10時までには起きようと思っているけれども、おきたら11時近くだった。あぁ、完璧な眠りだったと感じる。三日連続で、私は完璧な眠りをしている。今年始まってから半年くらい不眠症に悩んでいたため、ぐっすりと眠れただけでこの幸福感。


今日は手巻きずしにしようと楽しみにしていた。ワクワクしている。マグロの赤身、中トロ、ぶり、たいの4種のお刺身を少しずつ、前の日のツナサンドの残りのツナマヨ、これまた残り物のキムチ、だし巻き卵、大葉、白髪ねぎ、小葱、キュウリの千切りなどを盛大に用意する。明らかに夫と私の二人分にしては多い。梅雨の時期はなんだか酢飯を欲するため、巻きずしをやたらと食べる。様々な薬味を盛大に刻む。念入りに出汁を入れた卵を丁寧に丁寧に卵焼きにしていく。火加減がよかったのか、丁寧にやったからなのか、私史上最高の出汁巻き卵ができた。夫が見るからにうまいよとほめてくれた。食べたらとんでもなくうまかった。上唇に出来ているヘルペスに触れないように細く小さく巻いたものを慎重に口に運んでいく。おいしい。マグロ、大葉、葱、キムチ、白ごまの組み合わせが私的には一番おいしかった。夫は、卵、ツナ、キムチ、キュウリの組み合わせが最高だったと言っている。もはや太巻きではなかろうかというほどの溢れんばかり具材を、どうにか手名付け食べていた。相変わらず肋骨が痛く、食器を運んだり洗ったりが困難なため夫が食器を片付けてくれる。


たまりにたまった洗濯を満を持して始める。手を挙げて洗濯物を干すのが困難なため、夫に干してもらう。何から何まで夫の世話になる。息を吸っても、あくびをしても、くしゃみをしても肋骨が痛いため、呼吸は浅めにしている。あくびとくしゃみは出そうになったら、息を止めて鼻と口も押えて消滅させている。その話をしたら、夫は笑っていた。きっと、そんなことするくらいならとっとと病院に行けということだろう。


お昼から仕事。いろいろ改善したいところがあって、夫に手伝ってもらいながら、いろんなデータを更新させていく。これさえできれば、選書ももっと早く、精度も上がるぞと思うので、できたものを見てうれしくなった。選書って、本棚の前に立って選んでいると思う方もいるようだが、PCにいれたデータに基づいて行っている。もちろん、その中から選ばれた本をお客様一人一人の気持ちになって確定し、それらの選ばれた本をすべてお客様の気持ちになって読み、最終的に確定させる。私は、いろんなことをデータ化するのが好き。データというか根拠に基づいていないとなんかきもちわるいなぁと思う。


やりたかったことができて気持ちのいい日曜日だった。雨で散歩に行けなかった愛犬は、ちょっぴり元気がない。

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