ある日
朝、雑穀米、豆腐の味噌汁。鮭フレークとかごましおとかゆかりとかいろいろご飯にかけるのをそれぞれえらんで食べる。夫はヨーグルトを食べたかったようでキッチンでひとり食べていた。その隣で、回転ジャンプをしヨーグルトをせがむ愛犬。かわいい。
久しぶりに夫は出社。のんびり過ごす。タオルを洗って、愛犬のブランケットを洗った。
買っていた洋服を試着してクローゼットを整理する。一年分の服がかかっているクローゼットは少し、窮屈そうなので、水色のリボンのついたカットソーと水色のニットを誰かに譲ろうか、クローゼットを開けるたびに悩む。水色のストライプシャツが好きで、ついつい買うのだが、毎回夫に似合ってないと言われる。うちの母も水色のストライプ好きだったなぁと思う。私が小さい頃、母はよく水色のワンピースを着ていて、その裾にまとわりついていた私は、水色の服がなんか落ち着くのだ。だから、母に譲ろうかと思う。還暦を超えた母に果たして水色が似合うだろうかと思うけど、多分私よりは似合うだろう。
仕事。選書をとにかくする。新しいデータが出来てから、いい気がする。もうちょっと改善したい。
夜まで、やって、アイスカフェオレを飲みながら、『つむじ風食堂の夜』を読む。ブッククラブの今月の本。クロケットやポークジンジャーというメニューが並ぶつむじ風食堂は、私の好きな店だ。こんな店が近くにあったら毎日通いたいなぁと思う。それで、読みはじめたのに、近所に同じような店で通いたくなるような感じの店はないか検索する。意外と知らなかった美味しそうな店をいくつか見つけたので、今度行ってみよう。
夜、ベッドでバンプのラジオを聴く。ちゃま戻ってきた。それから、メーデー、ギルド、ファイターが流れて、涙が止まらなかった。
東京バンドワゴンの新刊、『アンド・アイ・ラブ・ハー東京バンドワゴン』読む。同じくバンド愛に涙は止まらなかった。愛だね。毎回、書店員が書くあとがき。今回は最も私が好きなものだった。シリーズの中でもなかなか今回ほど泣いたり考えさせられることはない。家族嫌いなわたしはどうしてこの本が好きなんだろうと思っていた。世間一般の正解を押し付けたりしない。正しいか正しくないかで判断したりしない。ただただ家族一人一人の愛なんだ。それぞれの愛を尊重しているところが好きなんだ。池澤さんが青に女優池澤百合枝として俳優堀田青に映画の共演を話しているところ泣ける。花陽ちゃんが赤ちゃんの頃、ボンさんの息子麟太郎さんへかわいいと行っていたこと、泣ける。そして、「他人と関わることが煩わしいと感じたとしても、人は一人では生きていけない生き物です」という言葉。泣ける。「答えなんか、ない。お前が悩んだのもわかる。でも、何もかもそいつの、渡辺くんの生き方だ。希望も後悔も何もかも自分のものだ」ってところがまさにバンプみたいだった。「その人の人生はその人だけのもの」なのだ。
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