ある日。
休日だが消防点検のため早起き。私たちの部屋は朝早めに来るらしいので、朝からソワソワと待つ。夫は食器を片付けたり、あちこちの部屋に点検の人が入っても大丈夫なように片付けて換気をしている。あっという間に、点検の人がやってきた。もう何年も同じ人なのだが、本当に清潔感のある丁寧な人で安心する。
思いの外早く終わったので、出かけようと夫に言いながら窓を閉めたら、夫が仕事のメールをすると言うので、どうぞごゆっくりと伝える。トイレに行ったり着替えたりして待っていたら、閉めたはずの窓は全開になっていて、夫はまだ仕事がおわっていなかった。すぐにメールだけとのことだったのですぐに終わると思い、また窓を閉めて、「さぁ出かけよう」と言ったら、夫が怒り始めた。「点検の人が来たから換気してるのに、なんで窓を開けるとすぐに冷めるんだ?」と。「え?出かけるのに窓閉めないの?」と言うと、「きみがゆっくりやれっていうから、仕事してるのになんなの?」と逆上している。どうやら、夫と私のすぐは時間が違ったようだ。私はせっかちなので5秒と待てない。一方で夫は何かしている時に話しかけられると、集中できないタチでそのため、私に話しかけられたことにより、まだメールが送れてなかったようだ。だから、話しかけずにいたら、夫は話し聞け!とさらに怒ってる。もういいやと諦めてミントティーを入れて飲んでいたら、夫がごめんねと謝ってきたから、許してやろうと言う。すると、話が噛み合わないのは両方が悪いんだから普通はぼくが謝ったらきみも謝るんだよと、なぜか謝罪を強制されたので、キレた。私は謝るのと人を褒めるのが大嫌いだ。それに今回も私は決して悪くないから謝らないぞと言うと夫は、本当は俺だって悪いとなんか思ってないけど一応あやまったんだと言い始めた。ばかみたい。悪いと思ってないならなぜ謝ったのだ?もうどうでも良くなったので、夫にもお茶を入れて、チョコレートをあげた。
気を取り直して、ランチに焼肉に行く。初めて行く焼肉屋だ。男性客が多い中で、おばあちゃんも何人かいて一人焼肉を楽しんでいる。タッチパネルの操作を若い店員に教えてもらいながらオーダーしている様子に感銘を受けて、私もあんなおばあちゃんを目指そうと決めた!隣のテーブルは40代くらいの女性といかにもサッカーやってますって感じの10歳くらいの少年。親子かと思ったけど、女の人が男の子のことをしんごさん、って呼んでいてなんだろうこの関係はと思った。よそよそしい感じの会話を二人で繰り広げていた。よく焼いたカルビとタンは最高においしかったので満足。
ドトールでアイスコーヒーを飲みながら読書。『コロナ黙示録』面白い。ドトールはいつもホットコーヒーのMがいいサイズなので、アイスコーヒーもMを頼んだら、とんでもないでかいアイスコーヒーが出てきて、飲みきれなかった。これはエクセルシオールカフェ現象だなと思ったけどちょっと違う。アクセはホットもたっぷりマグカップなのでどちらもSが最適なのだ。でも、ドトールはホットコーヒーはコーヒーカップに出てくるからMなのに、アイスコーヒーはSが最適なんだなと判明した。肝心な本は隣のおばあちゃんたちの声が大きすぎて物語が全然頭に入ってこない。
それから無印に行ったり買い物をしていたら、急に火災報知器が鳴り、パニック状態で親子や小学生の女の子の集団とかがエスカレーターに押し寄せてきて怖かった。5階で火災が発生しましたと声が聞こえて、その時私たちは5階に降りるところだったので、誤作動かどうかわからなかったけれども、怖いので私たちも急いで外に出た。結果的にビルは燃えてないのでたぶん誤報だったのだろう。
まさか、消防点検をした日にこんなことになるなんて、と夫と苦笑い。父の日だったので、ケーキを買って夫は実家に帰った。私は一人で家で過ごす。Amazon primeでマチネの終わりにを見た。よかった。なんでもっと早く見なかったんだろう。
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