ある日。

朝、久しぶりに早く起きれた。前の日に疲労困憊でマッサージに行ったからだろうか。身体も軽いし、目も軽い。素晴らしい。白湯なんぞを飲みながら、いろいろ思っていたことを手帖に書き出したりした。スッキリ。ずっと気になっていた粗大ごみも申し込んだし、ワクチン接種の予約困難なためかかりつけのクリニックが情報を更新したりしていないかとHPを見たりした。


朝食、ポトフ、レーズンパン、はちみつヨーグルト、シナモンココア。

ものすごく暑い。ポトフとココアなんて飲んでいたからものすごく暑い。昨日まで20℃ちょっとしかなかったのに、今日は30℃超え。暑い。急いで冷房を付けるがすぐに効くはずもなく暑い。


愛犬の左耳がずっと赤くてかゆそうにしていたのだが、いよいよ昨日からひどくなってしまったので急いで病院に連絡する。昨日、休診日だったせいで予約いっぱいのところを入れてくれた。いつも親切丁寧で本当にいい先生。結局、耳は炎症だった。愛犬は皮膚が弱いので、結構敏感なのに蒸したりそういうので炎症が起きていたようだった。耳の掃除をしてもらって、スッキリしている様子。安心。帰り道、さっきまでいい天気だったのに、急に土砂降りの雨。そんななか自転車で帰る。家についたら、もっとすごい滝のような雨になってラッキーだったなと思う。

コンビニで買ってきたざるそばときしめんをそれぞれ食べる。げっそり。疲れた。暑いしびしょ濡れだし。疲れた。それなのに完全にスイッチが入ってしまい、愛犬のキャリーバッグを熱心に洗ったり。愛犬のインテリア周りを一掃。気持ちいい。雨じゃなかったらベッドやおもちゃもじゃぶじゃぶ洗ったのになぁと残念に思う。

なんだかひどく疲れたので、ちょっとだけ仕事をして休む。動物病院でタクシーアプリでタクシーを呼んでいた人がいて、あぁそれは便利で絶対入れようと思ったので、タクシーアプリを入れた。それを夫に報告したら、「俺も動物病院で、もはやタクシーアプリとUberはいれないとだめだなと思ったよ」と、言っていた。どうやら、時代に取り残されると思っているようであった。夫と付き合いたての頃、私がしょっちゅうタクシーに乗って移動していたので、激しく否定されたことがある。それ以来、何度かそんなことでタクシーに乗るの?みたいなことを言われて、それで私は熱中症になったり、嵐の中スカートもめくれて大変なことになったりしたのをよくよく覚えているので、もはや意地でもタクシーに乗らないようにしている。そんなこともあって、ものすごい暑さの中二人で自転車で動物病院まで行った。いよいよ夫もタクシーの必要性を感じたようでよかった。夫のように雨嵐でも普通に出かけて行ったり、熱中症や貧血などの不調とは無縁の人にはちょっと分からないのかもしれない。タクシーが重要であることが。

ぼーっとしていたら夜になり、仕事を終えた夫がやってきた。急いでごはんの支度にとりかかる。牛肉とアスパラの中華炒め、南瓜のソテー、冷凍しておいたトウモロコシご飯をバター醤油とちょっとのはちみつで甘辛く炒めた。私は胃痛のためポトフ。夫が、このごはんにこの牛肉のおかずが最高と言って食べた後、また今日も大量の枝豆を食べていた。あまりにつかれて、テーブルで寝そうになっている私を見た夫が、「きみ、昨日マッサージに行ったのに、もう目が一昨日みたいにひどいよ」と言われた。どうやらマッサージの効果は一日しか持たなかったようだ。洗い物して、急いでシャワーを浴びてベッドに入る。ちょっと横になっていたらよくなったような気がしたので、部屋に本を取りに行くと、目ざとくそれを見つけた夫が、「また、本を読もうとしているなぁ」と呆れかえっていた。ベッドで『赤毛のアン』読む。もうすぐ終わりそう。アンの想像力のおかげで、私も楽しい時間を過ごせているというのに。




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