ある日。

朝、なんとか起きる。すでに寝坊していたが、9時10分前に起きた！今日からワクチン接種の予約がスタートするので、iPhoneでログインするも、まったくつながらない。それは想定内だったので、行こうと思っていた病院のそれぞれのサイトを開く。つながらない。電話予約のクリニックなんぞ、ずっとつながらない上に、留守電になってしまった。ものすごい予約の問い合わせなのだろう。仕方ないので、夫が予約した地元密着の内科に向かい、予約をする。2か月も先だけど予約できた。その後、院内で診察待ちのお爺さんおばあさんたちが、孫の分や家族の分など複数名分の予約をし始め、私が出る頃には外まで予約の列ができていた。恐るべし。図書館によって、モスを買って帰る。いつもならお昼ごろにこんなにうろうろしていたら熱中症になってしまうのに、曇りだったおかげで不調になることもなく回れただけでも良かった。夫と二人、モスを食べる。私の予約の一部始終を話して、「俺のときよりすごいな」と驚いていた。愛犬が足元にやってくる。昨日の夜、愛犬はいつもはすぐにサークルで寝るのに、出して出して！とキュンキュン鳴き、私たち夫婦に甘えていた。月光欲したせいで寝付けないのだろうか？その後、しばらく一緒にリビングで夫がすごしていたら寝たようだったが、今日も引き続き元気がない。

ワクチン接種の予約が無事に取れたことで安心。午後は仕事。やっとPCの文字も読めるようになってきた。3日間の活字抜きが効いているのかもしれない。ものすごい捗った。

夕方、相変わらず元気がない愛犬の散歩へ行く。マンションを出た瞬間から、急に元気が回復したようでぴょんぴょんと走っていて安心した。愛犬が元気がないのはめずらしいことなので、夫と二人すごく心配していた。

遅くまで仕事をしていたので、大急ぎで夕ご飯の支度にとりかかる。どうもやる気が出ないので、動画でただ料理をしているだけの様子を見漁る。やる気が出たところでまずお米をセット。ここで、仕事を終えた夫もやってきたので、今夜はごはんが遅い旨をおしらせ。すると私が料理する横で、洗い物をしたり、拭いたりして手伝ってくれる。今夜は、サバの塩焼き、ブロッコリーとエリンギのニンニク炒め、卵焼き、とうふとわかめの味噌汁、納豆、もずく、黒米。ニトリで買ったミニ卵焼きフライパンがものすごく扱いやすく500円くらいの割には、私史上最高の卵焼きができた。ただ、小さくて軽すぎるせいか、コンロの上に乗せておくと傾いて危ないので、ずっと手で持っていないといけない。でもそのおかげで卵焼きを作ることに集中できたのかもしれない。このところ胃が痛く、何を食べても胃が痛いし、何をしても胃が痛くて披露する。調べたところ、副腎疲労とやらがあるようでそれぽいなと思って対策を調べてみると、グルテン、カフェイン、甘いものがよくないらしい。これはすべて夫の大好物で、夫と出会うまで私はほとんど摂取しないものだったので、あぁ、結婚してから私はこれらを摂取しすぎているなと気づき、あっさりと辞めることにした。もともと夫と出会うまでの数十年はこれらはたまにしか摂取しなかったし、苦じゃないなと感じた。でも完全にとらなくなるわけじゃなく、時たまくらいのゆる～い感じで行こうと思う。

夜、久しぶりの読書。引き続き『赤毛のアン』。いよいよあと少しで終わってしまう。

今日、気づいたいこと。私はどうやらせっかちすぎて、気だけ急いで、挙句の果てに自滅するのがパターンであった。今日は一日、自分に慌てないで、ゆっくり、あと何分くらいゆっくり時間をかけてやっていいのだからと言い聞かせていたら、やらなくてはいけないことがすべて順調に終わった。私の大好きなWシリーズの『人間のように泣いたのか？』でマガタシキ博士がハギリ博士に「先生は、せっかちでいらっしゃる？」というところがある。ここでのハギリ博士は、普段では見られないようなせっかちを見せ、マガタシキ博士はとても余裕があって落ち着いていらっしゃるように見えた。それで、一流の人は、自分の手が離れたら何も考えたりしない、ぼんやりと月夜の空でも眺めましょうか。みたいなことを言う。月夜を眺めるなんてここ最近してなかったような気がした。夜は家にいるからかもしれないけれど、月夜を眺める、ゆっくりと紅茶を飲むというのは、私にとって今に浸る幸せな時間だったのかもしれない。来年は脱せっかち。こういう時間を大切にすることを目標にしようと思う。