ある日。

朝、寝坊。起こしに来た夫に、「なんか夜遅くにがさがさうるさかったし、エアコンのタイマー消したでしょう?」と開口一番文句を言う。「足の痛みがあったから湿布を貼っていたんだけどそっとやったんだけど、うるさかった?ごめんね」と謝られる。夫は、私を起こさぬようにとそっとすればするほど、時間だけがかかりがさがさとうるさいのだ。でも私も朝からいちゃもんつけて悪かったなとすぐにあやまる。

黒米に卵かけご飯。卵を卵黄だけにして麺つゆにつけておいたのを、黒米にのせ、鰹節とごま油をかけて食べる。あと、冷たいほうじ茶。洗濯して掃除して、麦茶を大量に作る。胃が痛くて、ぬるい麦茶をずっと飲んでいる。


仕事に取り掛かる。最近のBGMは安室奈美恵のTRYME。これ聴いていると元気出る。中学生の頃にこれで創作ダンスをしたので、あの頃の必死さが蘇る。あの時代は体育祭も秋に行われていて、そこでチームごとにダンスを披露するのだが、その時には大黒摩季の熱くなれだったような気がする。あれは、本当にしんどかった。でもあの時の必死さが40歳目前の私を励ましてくれるのだ。逃げなかった、頑張り切った、そういう記憶は未来の自分を励ますものに変わる。しんどくても、逃げなかったことは自信になる。だから、一つでもそういうことを持っておくことは大切なんだと思う。

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