ある日。

朝、体が軽い。9月下旬だというのに、真夏のような暑さが続いていたが、今日は起きたら肌寒かった。そのせいか、朝の仕事が捗る。私が熱心にデスクに向かっていたせいか、一時間遅れで起きてきた夫が「俺は勝手に朝ごはんも食べるから、気にしないで君はそのまま続けて」と言ってくれる。愛犬をサークルから出して、自分の朝食を用意している。そうこうして言うるうちに、切りがいいところまで終わったので、キッチンに行きアイスカフェオレを飲んだ。何か軽めに食べたいなぁと言ったら、お湯沸かしてあるからスープでも飲めばと言ってくれた。優しい人だ。


午前中に仕事をして、そうめんをゆでる。昼食、きつねそうめんを大葉と白ごま、しょうがをたっぷりかけて食べる。


午前中に集中しすぎたせいか、午後からの集中力が一向にないので、マニキュアを塗る。集中して一本一本丁寧に塗っていると、集中力も上がってくるので不思議だ。優しいピンクの気分。優しい色をいつも手元で眺めていると優しい気持ちになれる。集中力を上げたおかげで選書が捗る。


夕食、豚キムチ、レバニラ、昨夜の残りのナスとがんもの煮もの、豆腐の味噌汁。

TV家事ヤロウにて見た簡単豚キムチレシピに基づいて作った。これはマヨネーズで肉を焼きキムチを入れてしょうゆと最後にごま油を足すだけのレシピ。簡単だ。夫が「やっぱりマヨネーズで焼くとおいしいなぁ」と言って食べている。私はやっぱり豚キムチは苦手だったので、もうしばらく作りたくないなと思う。もしかしたら、夫にリクエストされる料理の中でいちばん作りたくないかもしれない。これからは何とか回避しよう。


夕食後、思い立ってお風呂の鏡を丁寧に磨く。今の家に住んでもう10年くらいたつのに、初めて磨いた。お風呂エリアの掃除は夫が隅々まできれいにやってくれているので、私がすることは特にないのだけれど、なんとなく磨きたくなったのでやった。その後、洗濯ものを畳もうとしたら、疲労のせいか生理前のせいか分からず自分がうまく機能しなかった。Tシャツを何度畳んでもぐちゃぐちゃに仕上がるのだ。それで気に入らなくて、何度もやり直していたらイライラしてきた。それで夫に「洗濯物はちょっと今畳めないからあとでやるね」と伝えると、「そういうのは俺がやるから、君はいいんだよ」と言われる。家事全般はだいたい夫の方がさらっとこなしている。あと究極に苦手な洗剤とかハンドソープなどの液体類の詰め替え。私は本当にうまくできないので、だいたい半分くらいはこぼれてしまうのでもはや半分は捨てるものとして諦めて、詰め替えしていた。それを見かねた夫がそれもすべてやってくれている。あと、枕カバーの交換もできない。私にできることはほとんどないんだなぁと、不甲斐なさを突き付けられる。でも、我が家は得意なことは得意な方がというのをモットーにしているので、自分を責めすぎないでよい。

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