ある日。

一月最後の日曜日の朝。モーニングノートを再開。ここのところ、モヤモヤしていた。たのしいこともないような気がした。自分の頭のなかのノイズをすべて吐き出す。モレスキンのノートに毎朝3ページ書いていく。今日やっただけでかなりすっきりした。


朝食、湯豆腐、うどん。

夫が明け方にものすごい腹痛が来たようで、かなりつらそうだった。食欲があるのかないのか知らないが、夫が朝食を抜いたことは健康診断の日以外ないので作る。昆布だしで湯豆腐。長ネギを一本分丁寧に刻む。それをどっさりと豆腐の上に。ポン酢で食べる。食べ終わったらそこにうどんを入れて、溶き卵もいれて食べる。程良くのこったネギが卵とうどんに絡みついてとてもおいしかった。


ずっと気になっていたところをあちこち掃除する。棚の上のこまごまとしたものもすべてどかして誇りを取り水拭き。掃除機をかけて、雑巾で床を磨く。しっかりと磨かれた床は気持ちがいい。愛犬のベッドやらブランケットやら洋服も洗濯。自分たちのベッドシーツも家中のマットも洗う。すっきり。夫も玄関やトイレなどあちこちを念入りに磨く。そのあとで二人でゆっくりとコーヒーを飲む。


愛犬と散歩に行き、テレビを見る。テレビを見ながら、私は読書。「愛するということ」読了。うーん。10年くらい前には目からうろこだったけれど、今読んでもそこまでではない。きっとすべて私の中で消化されたのだろう。30代がとにかく愛すること愛されることについて本当によく考えていた。


夕食、飛騨牛で焼肉。

キャベツ、玉ねぎ、にんじん、ピーマン、じゃがいもなど冷蔵庫に少しずつ残っていた野菜たちを総動員。そこまでくどくなくて、牛肉の脂というか匂いがダメな私でもたくさん食べれた。しかし、食後ずっと残る牛肉の匂いに吐きそうになった。この匂いが苦手なのだ。


なんとなく指が痛いなぁと思っていて、見たらちょっとけがしていた。それで愛犬に「指が痛いから舐めて」というと、愛犬はお得意の鼻でちゅんとしてくれた。そうしたら、ものすごい静電気。愛犬よ、ごめんね。愛犬はしきりに鼻を前脚でこすっていた。


夜、寝る前に『日日雑記』読む。大岡昇平な亡くなったところ。『富士日記』にさんざん登場する大岡昇平を思い出すと、私までなぜか悲しくなる。密葬の様子が、とても美しかった。あまりにも美しいので、もう何回も読んでいるのだけれど、読むたびに同じ気持ちになる。多分しばらくはこのページを読んで、眠りにつくだろう。

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