ある日。

健康診断に行くため、朝食抜きで水だけで過ごす。朝、検便を試みるもダメだった。ずっとノロウイルスで採取できなかったので、ようやく試みたのに。。一つしか採取できてないのだが、そこにノロウイルスがあったらどうしようと提出するかどうか悩む。それを聞いた夫が大爆笑していた。


夫と二人病院に向かう。今までとは違う病院だったので緊張する。前夜に口コミを見たところ、ひとり態度が悪い人がいると何件も口コミであった。怖い。しかも、寝る前に穂村弘のエッセイでいたら若くてかわいい看護師なのに採血がものすごく下手で2回失敗されていたかったというの読んでいたので採血が怖かった。それでなくても私は採血しにくいようで、小さい頃から手を叩かれたり、両腕試されるけれどできなくて手首でやったり、水やら牛乳やら飲んできてくださいと言われたりする。怖い。病院に着く間ずっと怖いと連呼する。私に余裕がないせいか、夫は病院の地図を見ている。あんなに見ていたのに、夫は違うビルに入っていった。おもしろかった。たぶんこのへんだと思うけれどと、私が適当に向かった先に病院があったのがまたおもしろかった。高層階にあるそこは、とてもきれいで気持ちがいい。これまで問診票を持ち歩きうろうろしていたが、ここはすべて首から下げるカードキーなのでシステマチックで早くて快適だった。夫はいつも椅子に掛けて順番を呼ばれるのを待っているのに、私は随分あちこち歩かされたなと思っていたら、夫もそう思っていたようで「きみ、随分端から端まで歩いていたよね」と後で言われた。採血はやはり取りにくかったようで、何度かプッシュされ痛かった。夫にそれを話すと、本当に痛そうだからやめてと言われた。健康診断あるあるかもしれない医者による問診は随分熱心に結果を説明してくれて、ちゃんとした診療だった。のんびりと寝たようなおじいさんではなくシュッとしたイケメンだった。夫は綺麗な女性の医師だったらしい。


疲れたので休憩所でリンゴジュースを飲んで夫と待ち合わせして後にする。


帰りにPRIYAでランチをして帰る。20年ぶりくらいのPARIYAはそれほどシステムも変わっていなくて、大盛りのごはんとヘルシーでおいしいおかずを見たら、学生時代を思い出した。卒論とかインターンとかいろいろしんどかった時で、よくインターン先の人たちにPARIYAに連れて行かれた。いつもおごりだったけれども、私は食が細く外食をこんなにも連日したことがなかったので、それから数か月後体調を崩して入院することになり、卒業旅行に行けなかった思い出が蘇る。あの頃の表参道にはPARIYAと他数件しか食べるところがなくて、おしゃれカフェも何もなかったのだ。


それから愛犬グッズをあれこれ買って、本を3冊買って帰る。本屋をはしごした上にグルグルと回っていたので、10000歩越えの運動量である。疲れた。

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