2023年7月3日(月)
晴れ。今日も30℃越え。蒸し暑い。まとわりつく嫌な感じの暑さ。
朝 チーズトースト、ココア。
久しぶりにパンを食べたけど、やっぱりパンを食べるのはしんどかった。夫は今日のチーズトーストがおいしいと。
週末に行ったマティス展を思い出す。よかった。マティスが好き。それに見やすくて面白い展覧会だった。大雨のせいで空いていたのでじっくりと見ることができた。いつも夫と足並みをそろえて一緒に歩きながら見るが、今回は私だけが音声ガイドを利用したのでバラバラで見た。私は、晩年の切り絵の作品と色づかいが昔から好きだった。最後の最後にマティスが捧げたヴァンス・ロザリオ礼拝堂もいつか行ってみたいとずっと思っていたところ。でも、初期作品からの過程、記録、そのさまがすべて見れたことが楽しかった。音声ガイドを聴きながら回ったのだが本当に気持ちよかった。「夢」を独占して見れたのも嬉しかった。詳しい知識はまるでないのだが、「夢」の輪郭と色の曖昧さに魅せられてしばらく眺めていると、いろんな想像が膨らんでいった。原田マハさんが、そういう絵が名画たるものだというようなことを作品の中でよくおっしゃっているが、それを初めて体感した。忘れられない。でも何といっても好きなのは「座るバラ色の裸婦」。こんなにも同じ絵を長く見ていたのは初めてだった。動けなくなった。先を歩いていた夫が戻ってきた。それでも、絵から離れられなかった。何度も書き直し、顔には目も鼻もない。楕円形だけで描かれ、ディテールはすべて消されている。赤毛のアン風に言えば、想像の余地があるだ。いや、ありすぎる。とにかく素晴らしく、こんなにも感性を刺激されたのは生まれて初めてだった。私はどうしてこんなにもぼーっと生きてきてしまったんだろうと思った。珍しくグッズを大量に買い込み、夫を驚かせた。夫もマティスに感化されたようだった。私のなかでマティスと夫は似ていると感じているのだが、それはどうしてかは説明できない。でもあの表現方法と生き方とがなんとなく夫も似ているような気がしている。あと10回くらい行きたい。読み終えたばかりの宮本輝の『水のかたち』ではジャズが登場するが、宮本輝からの美しさの連なりが気持ちよかった。
ツールドフランスがはじまった。ビルバオスタート。プレゼンテーションで選手たちはベレー帽発祥にちなんでベレー帽をかぶって登場。行ったことはないがきれいなところだった。いよいよはじまった第一ステージから、アダムとサイモンの双子対決。そして、序盤なのに、ポガチャルとヴィンゲゴーもガンガン来ている。大興奮。いよいよ私の睡眠不足の7月がはじまる。私の心はざわついている。
図書館に行くため、急いで返却する本を読む。加賀まりこ氏の『純情ババァになりました。』が面白かった。自分のやりたいことを感じたままにやる人が私は好きだ。周りの人なんて見向きもせずに、我が道を貫いている人が好きだ。すっかり加賀まりこさんのとりこに。よかったので買いたい。読み終えて、急いで図書館に行く。JAで豚肉や野菜を買う。青唐辛子が大量に入っていて200円。安い。これでペペロンチーノを作ったらおいしそうだと思った。急いで帰宅、着替えてすぐに出かける。用事が済んだときには夜になっていたので、スタバで休憩してかつ丼を買って帰る。夫も用事を済ませて帰宅のため遅く、夕食は別々。夫は忙しい時期なので、かつ丼にしてよかった。喜んでいた。ハードな夫のために生姜焼きだの、ペペロンチーノだの好物ばかりを作る予定。夫と話していると耳が聞こえないのが不自由に感じてくる。数日前からひどい耳鳴りだったが、今朝起きたらとても静かだった。イヤホンを入れて気づいたが、右耳が聞こえないようだった。最近、ちょくちょく耳が聞こえないときがある。ストレスだろうから、今夜はたっぷり寝ようというと、「勝手に自己診断しないで病院にいきなさい」と夫に言われる。
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