2023年7月27日(木)

久しぶりに、朝早く起きてお風呂に入り、朝食を作る。


朝 ごはん、豆腐の味噌汁、きゅうりのぬか漬け。

久しぶりのごはんに整ってきている実感がある。朝起きること、料理して食べること、化粧をして着替えること、散歩すること、お風呂に入ること。これができるようになれば大丈夫。でも、不調の時には一切できないのが現実。嘆いてもしかたないので、ひとつひとつやっていく。

午前中、仕事もできないので、最近読んだ本で気になった部分などをモレスキンに転写。時代を超えた文学、芸術性について考える。転写していたら乗ってきたので、仕事を開始。選書する。決断力欠如。選書には致命的。今日はお一人でも選書ができたらいいかという気持ちでやることに切り替える。


昼 しらすごはん

大葉とごま油としょうゆをかけて。すだちがないのが残念。夫はレモンをかけていた。

食後、珈琲を飲んで仕事。夕方ごろ、いまいち調子が上がらず夫とファミレスにお茶しに行く。夕方だというのに満席で、一番落ち着かない席に通される。なんにもできないので夫がドリンクバーで飲み物をとってきてくれる。お茶をして夫と話しているうちに、調子が上がってくる。帰宅して仕事し、夜ごはんの支度をしてメールの散歩に出かける。


夜 なすと長いもとトマトの揚げびたし、トウモロコシ揚げ、きゅうりのぬか漬け。


ツールドフランスの話。

美しいフランスの風景、美しいレース。ただ見ているだけで心が休まる。大学を卒業して初めてひとり暮らしをした頃、不眠症の私は深夜に放送されていたツールドフランスを夜中見ていた。真っ暗な部屋で煌々と明るいそれを見ていると、脳なのか心なのかが静けさを取り戻して、明け方に眠りにつけた。それ以来、毎年特に見たいわけでもなく見ていた。ルールなんて知るはずもなく、こんなにも熱心に見るようになったのはここ数年のこと。記憶に残るレース、美しい勝ち方で言えばやっぱりポガチャル。今年は、ヴィンゲゴーとポガチャルの対決かと思ったけど、たくさんのチームがステージ優勝をして、なんとも面白い。ヴィンゲゴーに10秒差まで迫っていたポガチャル。TTで驚異の走りを見せるが、それを上回るヴィンゲゴーの走り。化け物か。次の日のレースでは、落車してしまうし、失速してしまって、こちらまで泣けてくる。ジャージの前を開けて、骨折したほうの手と膝から血が出ていて、顔面蒼白で「I'm dead」と言ったチームラジオが流れた時には涙が止まらなくなった。ソレルに引かれて何とかゴールしたポガチャルにマイカが「心配することはない。ただの自転車だ」と言った時にも大号泣。浅田真央ちゃんのオリンピックの伝説のフリーを思い出す。私は泥臭く生きている人に弱い。心配していたポガチャルは、最期の最後に復活し、これまだヴィンゲゴーとの戦いを制し、イエーツ兄弟も含めた感動の嵐でステージ優勝をした。ラストも、周回コースを一人楽しそうに走っていて幸せな気持ちになった。それにしてもルーブル美術館は毎年のことながら圧巻。


『旅の絵日記』を読んでいる。和田誠ファミリーがフランスからスペインへと行き当たりばったりの旅を日記風に綴ったもの。今回のツールと行き先がかぶっていて面白い。パエリアとバレンシアオレンジジュースを欲している。


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