2023年7月22日(土)

晴れ。32℃。風があって気持ちがいい。

昨夜、ツールドフランスを遅くまで見ていたので、ゆっくり起きる。


朝 焼きおにぎり、きゅうりのぬか漬け。夫はトースト、ヨーグルト

今日は歩き回る予定なので、塩気の多いものを食べる。愛犬メールと遊び、おやつにレタスをあげて出かける。鰻を食べに行く。電車の中で、『富士日記』の七月二十四日のところを読むと、土用の丑の日、宮川で鰻を食べたとある。思わず隣の夫にここ読んで、と声をかける。私たちはこれから宮川に鰻を食べに行くのだ。嬉しい。それにしても予約は午後1時なのに、40分も早く着いた。いつも私が遅れるので、出発時間をかなり前倒しにして伝えてくるせい。今日は、時間よりも早く支度が整ったのだ。駅前の建物に入って、夫と時間を潰す。夫は何を食べようかと熱心に検索している。時間になり店に行く。店に入ろうとすると扉に張り紙があった。「土用の丑の日、七月三十日」とあり二人で驚く。私は明日が土用の丑の日だと思っていた。土用の丑の日は予約が取れないだろうから、前の日に食べようと二人で相談して今日予約をしたのだ。夫は私の言葉を疑いもしなかった。二人で驚きながら店に入った。窓際の4人掛けの席に予約席とあり、そこに案内される。光の入り方が気持ちのいい席。二人とも菊重を頼む。肝吸いと小鉢と漬物がついてくる。待っている間、「きみ、前も土用の丑の日を間違えたことあったでしょ?今日は土用の丑の日だから鰻を買ってきてというから、買って帰ったら土用の丑の日じゃなかったってことあったよ」と言われる。確かにそんなこともあった。土用の丑の日でもないが、店内は満席。しばらく待つと、鰻重が運ばれてくる。うん。きれいだ。窓ガラスの反射した光が鰻重に射している。蓋を開けて一目見て、「きみの好きな感じのやつだね」と夫が言う。たれが少なめのやつだ。テーブルには山椒と鰻のたれがおいてある。夫はたれ多めが好きなので、たれを思う存分かけて食べていた。おいしい。こざっぱりとして美味しい。小鉢には温泉卵。鰻に卵、栄養がつきそう。今週は寝込んでいたのでなおさらのこと。食べた瞬間から目がバキバキになってきたような気がする。ごはん、大盛りにした夫は苦しそう。二人でもくもくと食べて店を後にした。おいしかった。おいしかった。全身に沁み広がっていく。この夏の暑さでも乗り越えられそうだ。そのあと、散歩して、夫が行きたかったカフェに行ってお茶をした。


帰りに本屋に寄り、母の友を買おうとしたらなかったので注文した。他に、雑誌2冊、新潮文庫のプレミアムカバーの『雪国』と江國香織の『はだかんぼう』を買って店を出た。入り口のところに川上未映子の新刊が積み重なっていた。しかもサイン入り。なぜ、この個人書店にサイン本があるのか不思議だったが、戻って買う。魚屋によって鰆の西京漬けを買い、コスメショップで化粧水を買う。スーパーでお肉や野菜、ヨーグルトに牛乳など買う。帰り道、犬の散歩中の人たちが多かった。


夜 生ハムのサラダ、からあげ


急いでお風呂に入り、ツールドフランスを見る。いよいよツールが終わってしまう。今日と明日も思う存分楽しもう。


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