ある日。

朝、栗ごはんのおむすび2個、豚汁、ほうじ茶。最近、めっきりパンが食べれなくなったため、前の日の晩の余っていた栗ご飯をおむすびにしていた。今日も、夫が食べているヨーグルトを恨めしそうに愛犬が見ていたので、夫は愛犬の可愛さに負け少し上げていた。夫は愛犬にデレデレなので甘やかしてばかりで困る。


昼、栗ごはん、きんぴらごぼう、ひじき、豚汁。二人でテレビを見ながら食べていたら、CMで油揚げにお餅を入れた商品をやっていた。夫も私もお稲荷さんに目がないので、衝撃を受け、これって今までなかったねとか言いながら眺めていた。そして、夫が「要するに巾着ってことだな?」って言ったのが、私にはよく聞こえなくて「え?ヘンキャク?」と聞き返すと、「きみの頭は図書館のことで頭がいっぱいだな」と笑われた。そう返却と聞こえたのである。なぜかと言えば、私の住んでいる市の図書館の予約の上限数は6冊なのだが、人口の多いせいで予約本は数千人待ちで、何年も待つことになる。それなのに6冊ってしんどすぎないだろうか?と思い、市のHPに問い合わせをしようとしたのである。きっと蔵書を増やすことは簡単ではないので仕方ないけれど、予約数を10冊とかにしてくれたらいいのになぁと思うのだ。それで意見書を出そうと思うと夫に相談していたのだ。そのため、私の頭は図書館のことでいっぱいのため、返却?と思ってしまった。


仕事がのっていた。とんでもない集中力を発揮し、ものすごいスピードで終わった。そのため、銀行に行ったりスーパーに行ったりこまごまとしたことができてスッキリ。銀行なんて何か月もいけなかったし、スーパーは何週間もいけなくて、本当に困っていた。私のような個人で、しかも好きなことを仕事にしていると、もっとやりたいもっとやりたいと中毒を起こし、私自身すぐに生活をおろそかにしてしまうけれども、きっとこれは破滅への道なので、時間でやり切って何とかやり過ごしている。それでも、たくさんのかたに対応できていないと後ろめたくて、スーパーに行ったり、眠ったりすることに罪悪感を感じて落ち着かない。。それでやり続けてしまうのだが、やればやるほど選書依頼は増えて、手に負えなくなるといううれしい悲鳴なのである。ありがとう。


夫、転職活動の最終面接。やりたい仕事らしいので、とてもうれしそうだった。年収がちょっとくらい下がってもきっとその会社に行くと思う。私は正直、今の会社がいいんじゃないかなぁと思っているけれども、夫の人生であって私の人生ではないので、夫の好きなようにするのが一番いいと思った。それにタイミング的にもベストだと思った。夫がしたくもない仕事やことを私の為にするというのは、どうしてもいやなので好きなことをしてほしいと思う。きれいごとのようにかんじるかもしれないけれども、私たちはこうして、それぞれのやりたいことを尊重してやってきたのできっとうまくいくと思う。出会ったとき夫はしばらく無職だったし、転職を繰り返していたし、夫がまともに働き始めたら私が無職になったし。贅沢はできないけれども、二人で楽しくやってきたのでいいんだと思う。


夜、ぎょうざ、豚汁、ロールケーキ。なんか、胃がもたれそうな組み合わせになってしまい、次の日が心配。


久しぶりに益田ミリの『47都道府県女ひとりで行ってみよう』を読む。益田ミリさんが、47都道府県、毎月、東京からフラッとひとりで行ってみるだけの旅エッセイ。はじめは淋しかったり不安や緊張もあったひとり旅もどんどん慣れていき、名物や名産品からの呪縛から解放され、自由で気軽な感じで楽しんでいる様子に心もゆったり。全国のおいしいものや観光名所なども出てきて全国を旅した気分になれるし、旅のお供にも最適。私は、日本三大庭園、稲荷、滝など、三大○○が好きなので、ついつい行きたいと思ってしまう。コロナのせいか、旅のあれこれが本当に愛おしく感じる。 


「信頼できる人と仕事をすると、いつも自分の持っている以上の力が出る気がする」という一文があって、私は強く共感している。私も自分で信頼できるなと感じた人としか仕事はしない主義である。やりとりのなかで、ん?と感じたら、絶対に仕事は引き受けないことにしている。あとで、信頼して仕事を引き受けた自分を殴りたくなるのがオチだ。そんな仕事を引き受けて、もっとやりたかったことができなくなるのは嫌なので、目先の利益にはなびかないのである。


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