ある日。

あぁ、いよいよあと二か月で一年が終わってしまう。ありがたいことに選書サービスは毎日たくさんのご依頼をいただき、すでに来年まではいっぱいだ。依頼がぐんと増えたので、私の方でも対応が追い付かずに、メールもなかなか返信が追い付かないし、選書もお時間を頂くしで、いつも申し訳ない気持ちになる。お風呂に入っているときも、食事しているときも、休んでいるときにも後ろめたさというか、こんなことしている場合じゃないんじゃないだろうかといつも切羽詰まっている。けれども、そんなことしても体調を崩して長期離脱になってしまいそうになるので気を付けたい。


こういうメンタル的に追い詰められているときには村上春樹の『ダンス・ダンス・ダンス』を読むことにしている。平衡性を取り戻そうと務める。まともなものを食べ、暮らしを大切にし、やらなきゃいけないことを淡々とこなしていく。そうするだけで、メンタルは戻っていくのだ。だから、いつでもでその本がすぐに手に取れる場所に置いてある。この本だけをもってスタバに行く。まるで駆け込み寺。


夜、ハリーポッターがテレビでやっていたので観る。はまってしまった。USJに行きたい。4作連続でやるようなので楽しみだと毎日夫に話しているとあきれられる。「君、20年遅れくらいでブームが来たんだね」と。あぁ、なんで私はあの時読まなかったのだろうか、映画を観なかったのだろうか。昔の自分に後悔している。あぁ、なんと素晴らしい作品だろう。


久しぶりに『サヨナライツカ』を読む。この本は、私の中でも長らく上位に君臨している恋愛小説だ。「人間は死ぬとき、愛されたことを思い出すヒトと、愛したことを思い出すヒトとにわかれる。私はきっと愛したことを思い出す」言わずと知れた名言。20代前半で、これを読んだ時に、「え?もちろん愛したことを思い出すでしょ??」なんて当然に思っていたけれど、この本を読んだ友人たちとどちらかという話になったときに、私に同意するのは圧倒的に男性であった。女友達は、愛されたことを思い出すのかぁ。なんて思っていたけれども、今はどうかなと思いながら読んでみたら、まったく変わっていなかったことに驚いた。久しぶりに読んだけれど相変わらずいい本であった。どうしても中山美穂と辻仁成がちらつくのが、残念ではあるが。。。

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