ある日。

朝、5時に起きることにしたので起きてみた。朝が弱い私だがすんなりと起きれた。コロナの影響で、夫がテレワークになってから半年。ほぼ毎日狂ったように動いていて、まったく余裕がなかった。そのため、朝起きてから家事をしたりもろもろして、だいたい10時から夜まで仕事をしていた。それを5時に起き、そこから14時くらいまで仕事をすることにした。途中、朝食や家事やらあるけれども、そうすると時間的にも余裕が生まれるのではないかと思っている。ということで朝の5時からお客様にはメールがバンバン行くけれども、選書もバシバシしていくけれども、びっくりすることにいつもの5時間くらいのパフォーマンスが、だいたい3時間くらいで短縮できた。うれしい。朝って最高。まだ、まだ、余裕がないのは変わりないがきっとそのうち出てくるだろうと思っている。とりあえず年内はこれでやってみよう。寒いけれども、朝の達成感に勝るものはないと思えば、起きられるような気がしている。


夫も一人でカフェに行ったりして、リフレッシュしたり一人時間をとる。我が家は二人とも自宅で仕事をしているが、それぞれの仕事部屋で仕事をしているためそんなに影響はない。でも、夫はものすごい集中力なのか死ぬほど仕事をこなしている。そして、夫もまた余裕がないのか夜にひっそりと一人でカフェに行っている。一人時間を大切にしているので、私はそういう日は夫の一人時間を邪魔しないように家にいる。そして、夫は、テンパりまくっている妻のために帰りにミスドを買ってきてくれた。しかも新商品のポンデリングと愛してやまないシナモンロール。朝が早かったため22時にはベッドにいた私はそれを朝食べることにした。


そして次の日、ドーナツを2つ、カフェオレとともに食べたら泣けてきた。うれしさと、余裕のなさからの切羽詰まっているのと、おいしいのと、安心。ドーナツは幸せな食べものだ。ありがとう。


ブッククラブにて、『たゆたえども沈まず』を読む。果てして、何度目だろうか。ゴッホがテーマのアート小説。ただひたすらに孤独に絵を描き続けたフィンセント、その彼を支え続けた弟の二人の生涯と彼ら兄弟を見守り続けた日本人美術商の物語。繊細なフィンセントと、強く支え続けようとした兄弟愛とそれぞれの葛藤に涙が止まらなくなる。あと陰の立役者、林の生き方もまた力強く、パワーもらえる。私の頑張りなんて屁でもないことを思い知らされる。あぁ、こんなぬるいこと言ってたら先がないなぁと思う。私はむくむくとやる気が出てきた。

原田マハの作品は、絶望や孤独の先に必ず希望があるので良い。そして、パリに行きたくなる。私はパリに行ったことがない。いつか、5月のパリに行ってみたい。コロナ禍において、あんなに気軽に行けた海外が、またしても夢になりつつある。こうして、後退したりしながらも世の中は進んでいくのだろう。


5冊だけの本屋

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