ある日。

愛犬の耳の炎症が激しいため、正月早々病院に行く。トリミングサロンにて、「炎症がちょっとあるのであまりさわりませんでした」と、言われた。しばらく様子を見ていたが、最近また悪化してきたので病院に行ったらどうやらひどい状況になっていたよう。愛犬にあやまる。愛犬は病院の待合室で待っている間、私の膝の上でものすごく震えていた。本当に、申し訳ない気持ちで涙が出てきた。でも、診察を終えた愛犬はケロッとして、周りのいろんな人に愛嬌を振りまいていた。安心。


私たちも安心したので、銀だこでたこ焼きを買って帰る。団らんパックというのがあって、たこ焼きをこんなにたくさん食べれるのなんて嬉しい。ただpizzaの箱のようなでっかい箱に16個入っているだけなので、一人8個なのだが、見た目のインパクトね。


『海からの贈物』読了。アン・モロウ・リンドバーグによる女性の生き方、幸せについてまとめた本。女であること、結婚、育児、人間関係、仕事、女性の人生の中で直面する問題と転機に遭遇した時の大切なことを綴っている。毎回、読み終えた後は、自然と一切の無駄を削ぎ落し、自分の中に余裕が生まれてくる。最近、何かと女性軽視が話題になっている。私なんぞ、生まれた時から女性である自分を恨み、海外文学にのめり込み、その思いは一層強くなったけれども、おそらく20代をピークにこれはなくなってきているような気がする。30代になると、あっけなくも女性としての自分を受け入れ、女性と言うだけで庇護の対象になりえることも受け入れるようになった。そして、最近では、フェミだなんだのと叫んでいる声を聞くと、なんだかわぁー!と叫んで逃げたくなる自分がいて驚く。よって、この本もあんなに女性の生き方として参考にして、崇拝していたにも関わらずちょっとした嫌悪感が残った。私の中でまた何かが変わった証。

女性のための選書サービス/5冊だけの本屋

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