ある日。
午前中、風邪が悪化したため眠る。寝ていたら体が軽くなったので、昼頃に思い立って夢中で料理をする。キャベツの味噌汁、豚肉ともやしのオムレツ、レタスの和風サラダ、黒米、ちりめん山椒、キムチ、ナムル各種、レンコンのきんぴら。昼食なのに、種類と量がとんでもないことになってしまった。夫に「さあ、どれ食べる?」と聞いたら、笑っていた。散々食べて、また寝た。
「疲れたときには移動するということが肝要」と川上未映子の『すべてはあの謎に向かって』に書いてあった。動くことを大事にしている。ひどい顔をものともせずに散歩に出かけたら、顔がよくなった。気持ちも良くなった。
万城目学の『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』読了。はたして、これを読むのは何度目だろうか?何度読んでも同じところで鼻の奥の方がツンとする。小学一年生のかのこちゃんが、どんどん成長していく様子が本当に微笑ましい。序盤でおしゃぶりしていたかのこちゃんは、ラストではもはや別人のような成長っぷり。こどもって本当にどんどんいろんなことを吸収していく。素直で、まっすぐで、賢くて、本当に愛らしい。 アカトラの猫マドレーヌ夫人と老犬玄三郎とのやり取りも、なんでもこれなに?ってお父さんに質問する様子も好き。ゲリラ雷雨をゴリラ雷雨というかのこちゃんのせいで、ゲリラ雷雨に遭遇するたびに、ゴリラ雷雨がどうしても頭に蘇る。あぁ、美しい物語。
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