ある日。

土曜日。朝昼一緒の食事。マグロの刺身、もずく、コチュジャン納豆、ほうれん草と豆腐の味噌汁、黒米。ネットで見つけて気になっていた、コチュジャン納豆。長ネギをみじん切りにして、納豆とたれ、ごま油、しょうゆ、コチュジャン、白ごまを混ぜて食べる。しばらくはまりそう。前の日に買ったマグロの刺身は、脂がのっていて本当においしかった。私たちの行くスーパーは高いくせに魚売り場が壊滅的にひどいのだ。それでもそこしかないので、祈るような気持ちでいつも見る。いつもはよくないのに、たまたまおいしそうなマグロの刺身を見つけて買ってきておいた。おいしかった。


録画しておいたドラマなどを夫と二人で見て、愛犬の散歩に行く。最近、新しい散歩コースにしているせいか、愛犬はとても嬉しそう。帰り道に菓子屋がある。そこで夫と何か買って帰ろうということになった。まず、夫が見に行って、草団子を買ってきた。そして、私が見に行ったら、アップルパイが焼き立てでーすと、あったかいアップルパイがでできて美味しそうだったので、それを買った。それを見た夫が、「なんで俺のときには出てこなくて、君が行くと出てくるんだ。だいたいいつも君はこういうの手にするんだ」と言う。「半分ずつにして食べようね。ちょっと変な時間だけど、あったかいうちが美味しいからね」と言ったら、夫も嬉しそうだった。それで帰って、半分ずつにして食べたアップルパイは、驚くほどのおいしさ。富士屋ホテルもグラニースミスも超えたな。見た目はすごくごついのに、サクサクで軽いし、林檎がおいしい。幸せ。


夜、焼おにぎり。網でじっくりじっくり焼く。しょうゆとみりんと味噌と砂糖を混ぜたたれをぬっては焼く。おいしいにおいが漂ってきて、我慢できずに夫と二人キッチンで立ったまま食べた。キッチンの横で愛犬が恨めしそうに見ていた。おいしかった。

女性のための選書サービス/5冊だけの本屋

あなたのためのとっておきの5冊を選書します。