ある日。
朝、パンを焼いていてタイマーをかけていたにも関わらず、グリルを開けたらパンが真っ黒こげだった。あきれた夫が、次に焼いたら、また真っ黒こげだった。二人してパン4枚を焦がして笑うしかない。もう、他の食パンはなかったので、夫はその焦げたパンを食べると言い、私はそばを食べた。
昨夜、寝る前にふと喫茶店の和風パスタ?みたいなものを食べたくなった。ナポリタンではなくて、なんかきのことか玉ねぎとかベーコンとか入ったしょうゆみたいなパスタだ。もはやパスタなのか焼きそばなのかみたいなやつ。それで、昼に作ってみようと思い立ち、ベーコンと玉ねぎとアスパラと言う喫茶店のパスタにはきっとアスパラは入っていないと思うけれど、それと、バターとしょうゆとニンニクで作ったらおいしく出来た。
夫がストレスフルでどうしようもないようだったので、すべての予定をキャンセルして、夫のやりたいことをやろう!と言う日に決めた。まず行きつけの神社で参拝する。周りの人によく驚かれるけれど、私はよく札を入れる。最低でも500円玉を入れる。自分の願いを聞いてもらうのに、5円なんて入れて叶うとは思えないと思っている。いや、本当は神様に叶えてもらおうというのではなく、入れた金額が高ければ高いほど、自分の中の決意と言うか、覚悟のようなもので、実現度が高まる気がしている。ところが、このキャッシュレス時代で、その日は、お札も500円玉もなかった。そのため、ありったけの小銭を入れた。突然、手榴弾のようにあちこちに散らばり、激しく鳴り響く小銭の音に隣の夫が怯えていた。夫は念入りに何かを願っている。
その後、海に行き散歩をして、夫の好きな甘味処でパフェを食べた。帰り道に紫のトルコキキョウがきれいで買う。夫は、ありがとうと言って何度も感謝された。夫婦なんだから当然だよ、と心の中で思う。そして、夫の大好物のスイーツを買って帰った。
夜、テイクアウトしたお鮨を食べる。春の鮨は好きだ。こざっぱりとした感じが好き。お酒が飲めたらなと思いながら食べた。
ベッドで寝ながら、Amazonprimeで映画を観る。「私をくいとめて」を観ていたせいで、大瀧詠一のよさに気づかされた。頭から離れない。私の家事プレイリストに早速追加した。主人公の部屋の感じが好きだったなぁと思う。
いっぱい歩いて、いっぱい食べて、本当に疲れたけれどいい一日だった。
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