ある日。

朝、コールドプレスジュース。前の日に食べすぎたので調整。食べ終わって早々、愛犬の散歩に出る。いよいよ梅雨がやってきて、愛犬がなかなか散歩に行けないのがかわいそうなので、天気予報を常にチェックし、隙を見ては散歩に出かける。愛犬、二日ぶりの散歩で嬉しそう。と思ったら、トイレ。開放感からか走り出した途端、大粒の雨が降ってきたのでしぶしぶ帰る。大げさにドアをバンバン言いながら、ゼーゼー行って帰ってきた私に驚き、夫が、愛犬をキャッチして脚を洗ってくれた。「メールも、きみもぬれちゃってるなー」とか言っている。疲れた。あぁ、レインコート欲しいと思った。欲しいものがあって、そのレインコートとレインシューズはずっとカートに入れて悩んでいた。でも買おうと決意した。とりあえず、お茶でも飲んで休もうとソファーに寝転がる。モヤモヤする。私は、雨に濡れるというのが、極端に嫌いだということに気づいた。だからこんなにモヤモヤしているんだなぁと。11時ごろ、ちょっと早いけれど、お弁当の焼きそばを食べて、出かけようと、焼きそばとミルクティーをいそいそと準備して、腹を満たし、ちょうど気分が切り替わったので、土砂降りの中出かけていく。


びっくり。私がカートに入れていたTWWのレインコートが、近くのショップに売っていた。一人で、ポンチョ型とコート型の3色とサイズをそれぞれ試着する。一人で、何分もそんなことをしていた。決定!結局ポンチョ型のブラックを買った。ベージュと水色があったのだが、どちらも似合わなかった。コート型は、ちびっ子の私には丈が長すぎた。それから、文房具屋さんに行って、ノートと付箋を買う。最近、目標がなくて、「アドレナリンが出ない!」が口癖なので、自分と向き合う時間を持ったり休む時間を持とうと、モーニングページなるものを始めた。すると、あぁ、私ってこんなにしたいことがあったんだなと気づいた。私は欲深いので、とにかくやりたいことに行動が追いつかない自分にイライラしてくる。欲張らずに、本当にそれをしたいのか、吟味して行動しよう。そうだ、とにかく行動あるのみなのだ。それから、絶賛積読消化中なので、本は買わないが、リサーチのために本屋に行ったら、「乃木坂の写真集どこですか?」と静かな本屋に広がる大きなおじさんの声。いや、おじいさんの声。それを対応する本屋のおばあさん、「乃木坂?」と言っている。どうやらアイドルの乃木坂を知らないご様子で、かみ合わない会話が本屋に広がっていて面白かった。そこへ、すばやく店長らしき人がやってきて対応していた。面白い。帰りに、紅茶を飲んで帰る。ふと、天気予報を見ると、この後、土砂降りマークになっていたので、急いで帰ろうと地下のスーパーでコチュジャンとからしと、煎茶を買って帰る。


家につくとまたびしょびしょであった。二回目。仕方ない。でも楽しかった。夫は、焼きそばを食べていたので、早速買ったレインコートを見せると、いいじゃんと言ってくれた。ありがとう。


夜ご飯、カップヌードルカレーとブロッコリー。この日は、朝から料理はしないででかけるぞ!と夫に宣言していたので、夫がカップヌードルを作ってくれた。キムチが食べたくなったのでキムチも食べた。「カレーとキムチって同時食べて、味わかるの?辛くないの?」と聞かれる。食後、洗濯ものを取り込んでいたら、どうにもうまく出来なくて夫にヘルプを頼む。「あぁ、生活するの向いてない。こういうの本当は向いてないんだ」と嘆く。「きみが生活がうまくできないのは知っているから俺にまかせろ」とやってくれた。

その後、お風呂に入って出てきても、泣きながら「お風呂なんて入りたくない。本当にお風呂はきらいなんだ」と言って、着替えを手伝ってもらう。夫もあきれていろいろ手伝ってくれる。生活は本当に向いていないのだ。生活は嫌いなのだ。お母さんが欲しいと思う。母を呼びたい。他者への愛が溢れている人っている。それは夫だったり、子どもだったり、友達だったり、誰かへ尽力している人。そういう人が欲しい。私の生活をヘルプしてほしい。と、よく考えたら、私は夫にも何もできていないし、自分のこともままならないのに、愛犬には過保護にいろいろしている。なんだろうなぁと思う。

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