ある日。
午前中、考えごとをする。ずっとやりたかったことがあって、そのことがどうしたらできるのかを考える。去年までは、それができたらいいなぁくらいだったのに、いよいよ私はそれをしなければならないのに、どうしてまだやっていないんだ?とちょっと自分に脅迫するようになってきたので、どうすればできるようになるのかを考えていた。そんなことをしていたらあっという間に昼になってしまう。残念。中断したくないのに、昼の支度をしないといけない。そう思っていたら、愛犬が驚くほどに吠え始めたので、何かと思えば、宅急便。めずらしく日本郵政だななんて思っていたら、ふるさと納税返礼品だった。シャインマスカットの文字!嬉しい。しかも、この日本郵政の人、とてもいい人だった。「いつもご利用ありがとうございます。生ものですので手渡しで失礼します。ちょっと荷物が多く、片手で失礼します」と山ほどの荷物を抱えているのに、とても大切そうに荷物を渡してくれて好感が持てた。会議を終えて出てきた夫にその旨を伝える。
昼食、前の日の夜の残りのぎょうざ鍋に中華麺を入れて食べようと夫と話していたので、夫が中華麺を急いで買いに行ってくれた。麺が絡んだりして取りにくいとイラついてくるので、麺を半分に切ってから入れる。スムーズにとることができて、二人ともノンストレスだった。おいしい。塩味で濃い目のスープに味が絡みついておいしかった。食後にアイスカフェラテを飲んで、雨が降る前に愛犬の散歩に出る。しかし時すでに遅し。三人で外に出たら、すでにぽつぽつと降ってきたので、ショートコースで大急ぎで散歩してきた。散歩後、気になっていたシャインマスカットをつまもうという話になり、夫が「きみに最初の一粒を食べさせてあげたい」というので、喜んで食べたらおいしかった。結局つまむどころか、その後二人でパクパクと食べてしまった。
昼食前の考え事の続きをしてから、仕事に取り組む。
考え事をして頭がすっきりしたのか、仕事が捗る。夜までやり、夕食の準備。
今日はローストビーフを作ろうと思っていた。夫がローストビーフ嫌いなため、たぶん作るのは二回目くらいなのだが、もはや10年以上前のため記憶があいまい。一応料理本でみたとおりに作る。ストウブをガンガンに熱してそこで肉をころころコロコロ転がして焼き目をつける。そしてアルミホイル包んでストウブに戻して保温するというもの。その通りにやって、見た目は上出来だったのだが、固かった。はて。付け合わせに作ったきのこのオイル煮もいつも作っているのに、今日はなんだか味が微妙で味見をしていろいろ付け加えるもぼんやりとした味になったなぁと思い、軽く落ち込む。
何か嫌なことがあったわけでもないのに、こういうちょっとずつ気が落ち込むことが続くといよいよいあからさまに元気がなくなり、それを見かねた愛犬は一番大切なおもちゃを私のところに持ってきて寄り添ってくれる。夫は、「アイスでも食べよう」と言ってくれる。昨日からのちょっとずつ気になっていることのあれこれが解消されていく。私が考えたところでどうしようもないのだが、なんだかモヤモヤすることってある。
夜、仕事のメールが来て、結局夜中まで仕事のあれこれをやってしまった。
明日は絶対に外に出て気晴らししてこようと誓う。
星野道夫『旅する木』 、読了。ブッククラブの今月の一冊で、久しぶりに読んだけれどよかったなぁ。何度も読んでいるはずなのに、もやもやがどんどんすーっと消えていく感じがして、読むタイミングも良かった。
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