ある日。
KIRINmoogyの企画にて選書を行ったので告知する。ずっとKIRINの午後の紅茶を愛飲してきて、家の近くにある自販機もKIRINでよく商品を買っている。それにKIRINとポプラ社、冬森灯がコラボした『うしろむき夕食店』を読んで、KIRINてこんなことをしているんだなんて面白くいろいろとサイトを見渡してKIRINの理念ていいなぁなんて思っていた。いつか私も何かKIRINと本とでコラボできたらいいなぁなんて夢のようなことを考えていたら、突然この話をいただいてびっくりした。こういう引き寄せってよくある。moogyは正直このお話をいただくまで知らなかったが、コンセプトやこれまでのストーリー、moogyの開発を行っている方々のお人柄を知れば知るほどとても素晴らしく共感の嵐だったので、こうして一緒にお仕事ができてうれしかった。担当者の方もとても親切にしてくださり、感謝しかない。ありがとうございました。たくさんの方にmoogyが愛飲され続けますように。
朝、トマトごはん作る。作ってみたかったやつ。一つだけとても熟している大きめのトマトがあったので、これで絶対作りたいと思い、炊飯器とトマト、ウインナー、タイム、ローレル、オリーブオイルと塩を入れて炊飯。夫は全く想像できないためか、それを作るの?と何度も確認された。いざ炊き上がったトマトごはん。タイムとオリーブオイルの香りが広がる。その中でデーンと鎮座するトマトを崩しながら混ぜ込む。ジューシーなトマトからたくさんの水分が出てきて、ちょっと水分を減らしておけばよかったかなと思ったがそんなことはなかった。混ぜ込んで寝かせているうちに、スクランブルエッグをつくる。プレートに柔らかい赤のトマトごはんをのせ、さらにそこに塩気を含んだ綺麗な黄色のスクランブルエッグを寄り添わせる。うーん。よし。ブラックペッパーをセンターに振りかけて完成。起きてきた夫が、朝からお洒落なプレートだという。初めて食べたトマトごはん。夫は何度もこれ何ご飯だっけ?とか言いながら食べていた。うーん、美味しい。トマトの酸味がすっきりしていて、タイムの爽やかなかおり、ちょこっと顔を出すウインナーがジューシー。おいしい。また、作ろう。デザートにシャインマスカット。そのまま出したので洗うのを忘れたが、いいねと言いながら一粒もぎ取り、念入りに確認して、気になる汚れを指でぱっぱと拭き弾き、食べた夫婦。全然良くないよ。そんなことしてるなら、洗えばよかったじゃん。フルーツ狩りとか絶対行けないよね、と笑う。現代人な私たちである。
スタバでパンプキンスパイシーラテみたいな飲み物を飲みながら、『もものかんづめ』を読む。お爺さんの亡くなったところで、笑いが止まらなくなってしまい一人で肩を大げさに揺らす。何というかお爺さんが亡くなったのをこんな風にかけるってすごいなぁと思う。
ここのところ私は「どうして私はもうすぐ40にもなろうというのに、大人になれないのだろうか」というのを考えていて、寝る前に夫にどうしたらもっと大人になれるのかを熱心に聞いていた。それがなんとなくわかった。この本の中で、さくらももこさんはとにかく我慢ができないと書いていた。私もそうなのだ。私に起こるすべての望んでいないことを排除しようとする徹底した頑固さは子どものころのままだし、少しでも何かを我慢するということが皆無である。きっと、大人とはこの我慢ができる人のことを言うのではないかと思った。一方、夫は我慢しかしていない。だから、大人なんだなぁと思う。私から抜け落ちてしまった我慢という能力はどこに行ってしまったのか。
その後、気分がのってきたので、いろいろと用を済ませる。まず、ハンカチを買いたかったのでハンカチを二枚買う。私はタオルハンカチが嫌だったので持っていなかったのだが、こんなにもまたハンカチが大活躍する時期がきて、ずっと買いたかった。あと、BiCボールペン。それからスリーコインズに行っていろいろと物色するも、大量の洗濯ネットを買った。あと、本屋パトロール。雑誌コーナーを見たら、なんだかほとんどすべての女性誌に分厚い付録が入っていて、その積み上げられたごつい雑誌の山がなんだか怖くなった。まるで、そこから「買えー、買え―」と呪いがかけられているよう。講談社文庫の森博嗣コーナーを見たら、デビュー作からのシリーズの装幀が最初のものに戻っていた。白で素敵なデザインだったのが、気づいたら黒になっていて再び集めようと思ったら、なんだか白がよかったなぁなんて思っていたのだ。うんうん、よい。見てうれしくなった。
小腹が減ったのでカフェでパスタと紅茶を飲んで、スーパーで買い出しをして帰る。
帰り道、すっかり秋の気候で、湿気もなくてふんわりと吹く風が気持ちいいなぁなんて思いながら歩いていたら、じんわりと汗をかく。こういう感じ、子供の頃の運動会を思い出す。気持ちいいなぁと思っているのに、いざ動き出すとじんわりと汗が出てくる。懐かしい感じだなぁ。
帰宅して、少し休んでから愛犬の散歩。雨が降らないのは久しぶりなので、愛犬も嬉しそう。いつもよりかなり長めに歩いたが、愛犬は終始嬉しそうにいいペースで歩いていた。
夕食、コロッケ、キャベツ。
だるかったので買ってきたもので済ませてしまった。それをみた夫が「今日はコロッケが食べたいと思っていたから、うれしー。通じたのがうれしー」と大変喜んでいた。夫はコロッケが好きだ。昔、女性の料理上手を表す料理は肉じゃがだったけれども、今ならばコロッケなのではないだろうか。やっぱり男はじゃが芋だなと思った。それに、揚げ物って面倒だから揚げ物やってる女性ってだけで私は料理上手と思ってしまう。
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