ある日。

夫が、二回目のワクチン接種に出かけた。私は不調であったので、夫に図書館への本の返却を頼む。

午前中にネットで買っていたとらやとピエールエルメのコラボのイスパハンの羊羹が届く。嬉しい。しかも、とらやのこの梱包が素晴らしい。パッケージが傷つかないように、それぞれの商品の間に白い紙を挟んでしっかりと重ねた後、透明のフィルムで動かないようにしっかりと固定されている。これはAmazonにありがちな開けるのを苦労する密閉頑丈になっているわけではなく、まず梱包の箱を空けると、左右に箱を引き上げるつまみがあってそれを持ち上げるとなんの力もいらない。そうして持ち出したら左手から右手にその透明フィルムカバーを外せるつまみがある。こうして、箱をくず時にも何の力もいらないし、とにかく美しいのだ。さすがとらや様。こういうところまでちゃんとしているところにさらに好感が持てる。そして、またたくさん買って、売上に貢献したいと思うのだ。たくさん買って、たくさんいい商品を作ってくれますように。


できた夫は、不調の私にお昼ご飯まで買ってきてくれた。モスバーガーのフォカッチャサンド。モスって今でこそ野菜バーガー一辺倒だが、昔はチリドッグが好きだったんだよねと思い出す。そうしたら夫はどうやらプレーンドッグが好きだったらしい。期間限定の、シェイクのぶどうも買ってきてくれた。そういえば昔モスと言えば山ぶどうスカッシュがあったのに、いつからそれがなくなってしまったんだろうと残念に思う。そして、それを食べ終えてソファーで昼寝。夫もベンチで昼寝をしていたようで、愛犬も自分のベッドで寝ていたようで、結果三人で昼寝をして気づいたら夕方というなんとも幸せな土曜日の午後を過ごした。

3人、寝ぼけた顔で散歩に行く。夫がコンビニでご飯を買ってくる間に外で待っていたら、通りの向こうからトイプードルを散歩させている二人の女性たちが、可愛いかわいいと言いながら私と愛犬に近寄ってきてくれたので、3人と犬3匹でお喋り。自分たちも愛犬を連れているのに、他人の犬をそんなにかわいいかわいいと熱心に質問してきてくれて、ありがたいと思いながら、ぎこちない会話を繰り広げる。それで、ちょっと一緒に歩いた。


伊坂幸太郎の『チルドレン』を読む。この物語の陣内、たぶん男性の登場人物で一番好き。かっこいい。

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