ある日。

朝起きてすぐ2時間仕事。

朝食、ニューサマージャムとバターをたっぷりと塗ったトースト、ココア。

二人ともやることに追われているため、さっさと朝食を済ませ片付ける。床の汚れが気になるので床磨きをして、家中の窓を開け念入りに空気を入れ替えてお香を焚く。それからお昼まで仕事。


昼食、かつおのたたき、ごはん、煎茶。

前の日に買って来たかつおのたたきは、夜まで持たなそうだったのでお昼に食べることにしてよかった。いつもは柵で買うのが、切られた刺身だったので、ちょっと気になった。にんにく、しょうが、オイスターソース、しょうゆ、ごま油で濃い目のソースを作り食べたらおいしかった。

夫は非常にテンパっている。一方で朝から驚くほど順調に仕事がはかどった私。愛犬の散歩を私が行くことに。久しぶりに二人で散歩に行くと、愛犬は驚くほどマイペースに匂いを嗅いでばかりいる。まったく散歩にならない。私はあきらめて、一人歌い、話す。ラスト10メートルくらいで、本来の散歩の在り方を取り戻し、ぴょこぴょこと歩き出した愛犬。そうよ、そうよ。あなたはそうやってあるくのよと盛大に褒める。


贅沢に淹れたミルクティーを淹れて、本を読みながらのんびり過ごしていると、とんでもなく具合が悪くなった。悪寒がする。熱のあるようなだるさ。それでも夕食の準備をする。白菜とエノキの味噌汁、大根と厚揚げの煮物、豆腐と牡蠣のステーキ。途中で具合がひどくなり、仕事を終えてやってきた夫が豆腐のステーキを作ってくれた。ごはんもままならず、ベッドで寝る。冷えピタを貼って、深呼吸するもどんどん悪化。一方、夫はご飯を食べて、片付けをして、日本代表のサッカーを見ていた。夫は不調とは無縁の人なので、こういう時どれほどしんどいと言っても、全く何にもならない。あきらめて自分でなにからなにまでやる。しきりに大丈夫?と聞いてくるも、答えるのも面倒なので無視して寝込む。すると夫は私が怒っていると認識したようだった。

具合が悪くても頭の中は冷静にいろいろと考えるもので、私って最近たのしんでないなぁと思った。あれほど手帳に未来のたのしみを書きつけていたのに、今は、それもないことに気付く。明日、具合がよくなっていたら、未来のたのしみについて考えることにする。


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