ある日。
朝一で美容室。ハイライトをいれるので長丁場。受付で待ち人10人ほど、10分くらい待たされた。スタッフも多いのに、客も多くみんなテンパっている。担当の方は、店長なので普段はカラーもドライヤーも自分ではしないのだが、この日は、カラーもドライヤーも自分でしていた。アシスタントたち精一杯。とにかくつぎからつぎへと客が座席を移動している。なんか混んでる。すごい。いつもは3時間ほどで終わるのに4時間はかかった。でも、ブロンドベージュのカラーが気に入って、切りっぱなしボブにも慣れてきたので、嬉しい。軽やか。サガン読んで以来、軽やかがテーマになっている。
夫と待ち合わせして、地元の定食屋に。夫はカツカレー、私は焼肉定食。私がカツカレーを食べたかったのに、まだ胃腸が不調なので夫が頼んだカツカレーをひと口貰った。焼肉定食はごはんが多すぎるので夫にパスする。夫はたぶんごはん2合分くらい食べてた。お腹がくるしいとうるさい。コーヒーを飲もうと、MUJIカフェでアイスカフェオレを飲む。そこで、美容室で読んでいた「世界のエリートはなぜ美意識を鍛えるのか?」について、夫に面白さを語る。人から本の内容を聞くってつまらない。夫に話しながら、私は自分に言い聞かせているのだ。だから、延々と話す。夫はクリエイティブだと思う。職業柄かもしれないけれど、この人には自分の美というものが確立していてブレることが一切ない。うらやましいと思う。夫が言うには私も全くブレてないらしいのだが、例えばお客様のために何かをしようと考える時にはブレブレらしい。客商売なのにそれはいいのか?と思うのだが、私はできないのだから仕方ない。気になった言葉、「世界観とストーリーは決してコピーすることができない」。言語化できることはすべてコピーはできるが、そうでないものはコピーできないらしい。夫がいつも、君の真似をして選書サービスを誰かが始めたとしても、君の世界観は絶対に真似できないから大丈夫だという。そんなことは私だってわかってるよ。私と全く同じ習慣の人がいたらそれはサイボーグだし、人間にはまったく同じ習慣なんて真似できるはずない。だから、まったくのコピーなんて人間にはできっこないのだ。そして、AIには、きっと私の切実さは真似できないだろうから、唯一無二であるということになる。私はもっともっとブレない人間になりたいので、これまで以上にアートを見て、文学と詩を読もうと決める。
ネットの無印で買ったシーツやらが届くのでいそいそと帰る。MUJIカフェでお茶して、無印で買い物するのに、ネットで買ったものも届く。どれだけ無印好きなんだ。。
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