2023年5月17日(水)
晴れ。
25℃くらいまで上がるとのこと。
朝から大泣きして起きる。もう数日こうしている。寝ても覚めても泣いている。思い悩んでいる。夫は、「きみは、きみのやりたいようにすればいいんだ」と言う。そうか私のやりたいようにやればいいのか。私の選書は、私の文章は、湯水のように出てくるわけではない。私は我慢できないせっかちで、いやなことがあると執着せずに何でも手放してしまう。それで、夫が引き留める。すべての災いはせっかちだと認識している。自分の違和感は、価値観の違い。
朝食、納豆ごはん、豆腐の味噌汁。
島田潤一郎の『電車のなかで本を読む』、昨日の続きを読む。「『やりがい』とか『生きがい』という以前に、仕事をしたいという強い欲望がある」とある。私も仕事をしたい強い欲望がある。また、文章が上手いというのは、語彙力とか素晴らしい比喩とかではなく、文章が正確で、かつ魅力的であることらしい。私は、文章を書くのが好きなくせに、語彙力も低く、比喩のセンスのかけらもない。安心した。読みたい本がたくさん登場していて困った。庄野潤三も読みたいし津村記久子も読みたいが、とりあえずくどうれいんの本を予約した。あと、強烈によみたかったのは絲山秋子の『夢を見ずに眠った』。これはたぶん好きな本。
ドミニック・ロ―ホーの『シンプルだから、贅沢』に、「与えて、与えて、与え続ける。人助けをするとき、私たちは何も計算せずに与えてしまいます。しかし、自分を取り戻す必要もあるのです。そうしないと空の貝殻のようになってしまいます。与えるためには受け取ることも必要なのです」とあった。私は、今、空の貝殻の状態なのだ。求められて求められて、消費させられるばっかりで、もう私には一冊の選書も出せないのだ。
大河「どうする家康」を3話分くらいまとめて見て大号泣する。感動して、もう一回転した。それから、勉強。
夕食、ごはん、しらす、明太子、サラダ。夫は、カレーにハンバーグをのせて食べていた。
4月の後半に、『戸村飯店青春100連発』と『街とその不確かな壁』を読んでいた。その時、私は自分の居場所の不安定さに悩んでいた。ノートにメモした言葉を見返していたら、「居場所」関連の言葉が多かった。悩みは尽きない。読書も尽きない。とりあえず、明日から切り替えて、私が思ったようにやっていこう。
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