ある日

ある日。

愛犬のトリミング。今までずっと担当してくださっていたお姉さんが産休のため、今回から新しいお姉さん。これまでのお姉さんはとても可愛らしくて、「メールちゃーん」ときゃぴきゃぴ声で呼んでかわいがってくれて、すごく気遣いのできる人で、愛犬もとてもなついていた。一方、新しい担当のお姉さんは、実直な感じで決して愛想がいいわけではないけれども、一言一言から誠意が伝わる落ち着いた方。だから、初めてトリマーさんが代わることに私たち夫婦もちょっとドキドキしていたけれども、結果的には、よかったようだ。戻ってきた愛犬はとても可愛らしくて、そのカットの仕方からとても几帳面でちゃんとした仕事っぷりが感じられた。「お互いはじめましてだったんで、、、」なんて謙虚さも、「何かあれば直しますので何でも言ってください」という言葉からも真摯さは伝わってきてよかった。愛犬も、今までとは違って大人しくいい子ぶっていたようだ。

愛犬のトリミング中、私たち夫婦は久しぶりにShake Shackでハンバーガーを食べた。ハンバーガーを待っている間にラウンドしているお姉さんに、デーブルを拭いてもらう。そうしたらお姉さんが「今日は何を食べるんですか?」と声をかけてくれて、「シェイクシャックバーガーです」と夫が答えると、その方が「楽しみですね!」と。あぁ、ただデーブルをさっさと拭くだけでもいいのに、こういうことされるとやっぱり好感持てちゃうんだよね。夫とつい「やるな!」と声を合わせてしまった(笑)

ハンバーガーでお腹を満たしたところで、私が眼鏡を作りに行くのに付き合ってもらう。眼鏡の作るのに視力検査をするためコンタクトレンズを外してくださいと言われたので、外して検査をしてもらう。そのあとで、改めてコンタクトを入れようとしたら片方が破れてしまっていた。きっと、慣れないところで慌ててやったので、私が破いてしまったのだと思う。よって、片目だけ全く視力がないまま買い物を続ける。そしたら、突然夫が手をつないで、「こっちだ!」と連れて行ってくれたのだ。目が見えない私のことを思って、夫は私をリードするというなれないことをやってくれた(笑)そして、お誕生日だからとずっと欲しかったものを買ってくれた。ありがとう。


ある日。

二人ともゆっくりと起きて、お腹がペコペコのため近所のファミレスでモーニングを食べた。サラダ、ベーコン、ウインナー、目玉焼き、パンケーキとドリンクバー。夫は和食セット。夫は目玉焼きは両面焼きなのに、お店ではやってもらえないようで残念がっていた。そこで食べながらおしゃべりをした。ふと見ると、おしゃれなおばあちゃん3人組がいて、なんだか朝からとってもおしゃれなベレー帽をかぶっていたり、真っ赤な口紅だったり、個性的なネックレスをしていて、みんな楽しそうだなぁなんて思っていたら、全員がクラブハウスサンドとポテト、コーヒーを、もりもり食べながら大笑いしていたのである。私たちよりもすごい食欲と上品さ。あぁ、将来あんなおばあちゃんになりたいと思った。

それからスーパーに買い出しに行って、おやつように鯛焼きを買って帰ってきた。

愛犬のブランケットやお洋服やおもちゃを洗濯。庭にちっちゃなお洋服がいっぱい干してあるのを見て、夫が「あーなんて可愛い洗濯ものなんだ」と微笑ましく顔をしていた。

それから、夫は仕事をし、私はAmazonPrimeで『深夜食堂』を観る。これをみると料理がだるいなぁっていう日も、むくむくと料理熱が出てくる。おいしそう。

夜、夫はほぼ日タイム。結婚記念日のプレゼントに去年一年間、夫に向けたラブレターを毎日書いたほぼ日あげたのだ。そのとき、夫は今までもらったプレゼントの中で一番うれしいと言って泣いた(笑)。正確に言うと、毎日は書いてないし、手紙じゃなくて日記とや予定とか何でも書いてある。けれども主人公はすべて夫である。それでこの日、夫が読んだところにはこう書いてあったようだ。「初雪の今日、○○(夫の名前)、髪を切りに行く」と。それを見た夫が、君は詩人か??(笑)と言って大笑いしていたのである。夫曰く、おもしろいことがちょいちょい書いてあるので楽しみらしい。よかったよ。


ある日。

モヤモヤすることがあって、夜、モーレツ料理をする。もくもくともくもくと、野菜を刻み、ご飯を握っていく。それで出来たのは、いなり寿司、ほうれん草の味噌汁、きゅうりのポテトサラダ、ブロッコリーのからし和え、わかめの酢の物、大根と大葉の浅漬け、レタスの和風サラダ。モヤモヤするときにお料理をすると気持ちがスッキリする。手軽に達成感を味わえるのが良い。一方、夫はモヤモヤしているだろう妻のご機嫌を取るように、アイスを買ってきてくれた。コンビニ3軒も回ったのに、お気に入りのアイスが買えなくて悔しいというので、私は嬉しいことを伝える。


ある日。

仕事。行き詰ったため、散歩。そして本屋へ。本屋でただただ自分が読みたい本を買う。『ぷかぷか天国』小川糸、『ミ・ト・ン』小川糸 平澤まりこ、『どうしても嫌いな人すーちゃんの決心』益田ミリ、『なんとか生きてますッ』大宮エリー、『黒笑小説』東野圭吾、『ファーストラヴ』島本理生。あー読むのが楽しみだ。

夜ごはん、ししゃもを焼いたの、青ネギのだし巻き卵、レタスときゅうりの和風サラダ、きゅうりのポテサラ、大根と大葉の浅漬け、わかめの酢の物。ほとんど、前日に大量に作ったものだ。

こうして、お料理をあれこれ好きなように作るのは私にとって精神衛生上とてもよいので、毎日なんとなくこういう生活をおろそかにしなくないのだが、どうしも食をおろそかにしてしまうところがある。今年は、そうならないように、おいしそうな映画を観たり漫画を読んだり、モチベーションが上がる料理本を読んで何とか続けようと思っている。今年は夫の大好物の赤飯を美味しく作れるようになりたい。正直にいうと私は赤飯が苦手であまり食べたことがないので、正解がわからないけれどもとりあえず作ってみよう。

23時に就寝。今年に入ってから、23時就寝を徹底している。そうしたところすこぶる体調が良い。6時に起きるのに、いつも1時くらいに寝ていたので疲労が抜けなかったのだ。だから、夫が帰ってきてご飯を食べ終わって22時過ぎていると慌て始める。「私、23時に寝るのに。。。」といって、大慌てでお風呂に入る。最近は、夫もそのことに協力してくれていて食器を洗ってくれたりする。ありがたい。

冬生まれのせいか、私は冬、しかも2月が大好きだった。けれども、最近は春が好きだ。だから、春が来るのが待ち遠しくてワクワクしている。最近は温かいので、春のような陽光を浴びると幸せな気持ちになるし、夜は愛犬を抱っこして二人で月光浴を楽しんでいる。はー、春が待ち遠しい。待ち遠しいことがあるということは幸せだ。

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