ある日。
朝、ライ麦パン、アールグレイティー、オレンジ、ヨーグルト。
昼、納豆ごはん、玉ねぎの味噌汁、ベーコンエッグ、ほうじ茶。数日前から、ベーコンエッグと納豆ごはんが食べたくて食べたくて仕方なかった。だから、珍しくお昼にこんなメニュー。夫、「こういうご飯ておいしいね」と言う。うん、おいしい。納豆ごはんを食べた後は熱々のほうじ茶が良い。口の中がさっぱりしてよい。
夜、チキンカレー。雑誌dancyuのカレー特集を永久保存版にしていて、そのレシピにチャレンジする。あぁ、仕事が遅くまでかかってしまい、へとへとなのになぜかこういう日に限ってこういう面倒な献立をやりたがる。夫もすでに仕事を終えてソファに座ってくつろいでいる。それなのに、ゼロから作るのだ。飴色玉ねぎを作って、チキンは鉄のフライパンでジュージューと焼いて、クミンやらニンニクやら生姜やらスパイスをふんだんに使って、トマトは種を取り除いて。私はトマトがアレルギーなので、完熟トマトの種を取り除くだけで手が痒くなってきて腫れてきた。そんなことにも負けずに種を取り続け、渾身のカレーができたが、それは納得できるものではなかった。もっと、スパイシーなカレーが出来るはずだったのになぁ。食べながら「うーん、うーん」と唱える。夫が、「どうしたの?すごくおいしいよ?」と言う。そうなのだ、まずくはない。ただ、何と言うかスープストックででてきそうなカレーだった。別にスープストックが嫌いなわけではない、むしろ大好きだ。それを言うと、夫も「俺も、それ思っていたよ!きみ、お店レベルのカレーだよ」という。が、私が作りたかったのはもっと本格的でスパイシーなカレーだった。そういう気分だった。悔しい。もう一度チャレンジしよう。でも、あの手間と手のかゆみを思うと、きっとしばらくは作らないだろう。そう思いながら食後にチャイを飲んだ。
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