ある日。

スーパーに日用品とお菓子、ストック食材を買いに行く。帰りに本屋により、めずらしく本を大量買い。『春にして君を離れ』『イナイ×イナイ』『坂の上の雲』『中国行きスロウボート』『その日の後刻に』『東京タワー』『週末のフール』『スピンク日記』など。実はここ数日ずっと伊坂幸太郎の『週末のフール』を探していた。買って、持っていたはずなのになぜかどこを探してもない。かなり好きな本なので手放すはずもない。なのにどこを探してもないのだ。そして、夫に貸したかなと夫を疑い、夫の部屋の本棚まで漁り始めた。驚いた夫も一緒に探してくれたがない。どこを探してもない。だから買いに来たのだ。

その『終末のフール』はどんな本かというと、八年後に小惑星が落ちてくることがわかり、世界の終末を描いた物語だ。息子を自殺で亡くした家族、十年かかってやっと妊娠したが産むべきか悩む夫婦、妹をある事件をきっかけに亡くし復讐する兄弟、両親が自殺した娘、妻を殺された夫など、亡くなった者と残された家族。どんな絶望の中でも、生きていかなければならない。生きるとはどんなことか、軽やかにユーモアたっぷりに綴られている。その情景が、コロナの外出自粛が始まり日用品やら食料品が手に入らない時期のようなのだ。だから読みたくなったのだ。自分の人生は本当にこれでいいのか?自分は必死に生きているのか?そういったことを考えさせられるのだ。といっても、私は小さい頃から好き勝手生きているので、今日死ぬことになっても後悔はない。私は、未来の自分が後悔しないかどうかを基準に物事を選択しているので。この本に両親が亡くなり、それから父親の本を読みながら疑似冬眠するという話があって、私はこの「冬眠ガール」というのが好きなのだ。「やらなければいけないことを一つずつやり遂げていく。一つやり終えたら、次のことが見えてくるから。慌てずに」というところが好きだ。私はせっかちでやりたいことが溢れすぎて、結局自滅してしまうため、これを手帳に書き写し、焦ったり動揺したりしたらこれを読み、自分の目標を眺める。そういう風にしてやっとどんな状況でも自分をコントロールできるようになってきたような気がするのだ。だから、改めてこの本を手もとに迎えることができてよかった。

帰りに吉野家で牛丼を買って帰る。あぁ、美味しい。

夜、そら豆のチーズパスタ。母親がそら豆を送ってくれたのでそれを茹でてパスタにしたら、のどが痒くなったので半分を夫にあげる。私は豆類で喉が痒くなる時があるので沢山は食べられないのだが、勢い余って大量にパスタに入れてしまったことを後悔した。そして、夜、ベッドで『グラスホッパー』、『マリアビートル』、『アックス』を読む。伊坂幸太郎熱に火がついた。この殺し屋シリーズも何度も読んでいるけれども、一気読みしたらなんか新たな発見があって面白かった。ハードボイルドな感じが好きだ。最近の私のキーワードはハードボイルド。

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