ある日。

どうしてもカレーが食べたくなった。無性に食べたくなった。インドカレーとか、ナンとかではなくて、いわゆる喫茶店にあるようなカレーだ。ライスで食べる普通においしいカレーだ。でも、わざわざ電車で乗っていくほどではない。かといって、喫茶店がそもそもうちの近所にはない。それで困りに困って、近くのビストロのカレーを食べに行った。すごくおいしいのだが人気店でいつも混雑しているのでなかなか入れないため、足が遠のいていたもののこんな時期だし行けるかなと思い、夫が会議が終わるのを待って行った。二時半頃だったので、運よく入れた。うん、やっぱりお店の雰囲気がいいなと思う。来てよかったな。ランチは様々なカレーがあるが、私は珍しく季節野菜とポークのカレー、夫は珍しくチキンのカレー。ここは、一人用のストウブにそれぞれのカレーがあって、それをスプーンでそれぞれライスにかけていくスタイルだ。私が夫にあの魔法のランプみたいなやつから自分でかけて食べるカレーが食べたいと言い続けていたものが、結果的にはここになったのだが、うれしい。私のポークカレーはごろごろっと大きめの豚肉がとろとろに煮込んであって、トウモロコシや枝豆やナスなどが入っていてとても彩り豊か。夫のチキンカレーは、チキンコンフィがそのままガツンと入っていて、それからほかの野菜も盛りだくさんで、食べるのに手こずっていた。でもチキンがほろほろでとてもおいしそう。カレーといえばライスにはナッツがかかっているのだが、夫がナッツアレルギーということを伝え忘れてしまったため、夫はまずそのナッツを全部よけて、私のライスに乗せてくる。お店の人に言えば交換してもらえるのに、夫はいつもこれくらいなら自分でやれるからと言っていつもこの作業をする。面白いからずっと眺めている。ビストロのカレーなのに、スパイシーすぎて、ゆっくりゆっくりと食べる。うん、おいしい。ニンニクがきいていてなんか胃もたれしそうだなと一瞬頭をよぎったけれども、それでも食べ続けたいほどおいしい。うん、好き。もくもくとカレーを食べ続けて、その店を後にし、スタバでコーヒーを飲んで、買い物をして帰る。

私は、これが食べたいとなったら、それが口の中に入るまで何を食べても満たされず、どうにもならないので、いつも夫は私の食欲に振り回されることになる。しかも、夫は熱心に私の要望に合う店をしらみつぶしに探してくれるので感謝。ありがとう。

5冊だけの本屋

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