ある日。

朝から具合が悪くどうにもならないので、ベッドで横になって過ごす。だいたい具合が悪い時は白湯を飲みながら横になっていれば治ると信じているので、枕元に白湯を入れたポットを置いて横になる。何度か様子を見に来た夫も、「君はまだ顔色がものすごく悪いな」と言う。どうやら全く治る兆しがないようだ。私は熱中しすぎると、こんな調子になるまでストップしないのでこうなってしまうのだ。全く、いやになる。しかし、夜になってちょっと起き上がれるようになり、リビングに行くと、夫が「顔がすっきりして、顔色もよくなった」と言われた。ほっとしたらおなかが空いてきた。夫が何か買ってくると言ってくれたが、どうしてもカッペリーニが食べたくなったので、夫と一緒に作った。うちには手つきザルがなく、だいたいいつも麺の湯切りをするときに私が手をやけどするため、それ以来夫の仕事になった。なので、私が冷蔵庫に転がっていた熟したトマトを湯向きして、冷やして、それから夫がパスタをゆでて皿に盛ってくれたので、その上から冷やしたトマトと庭からとってきたバジルとオリーブオイルやニンニク、塩コショウなどで和えたものをパスタにかける。さっぱりして食べやすい。なんか体に染み渡る。あぁ、もう毎日これが食べたいほど好きだな。それからコーヒーを飲んで、またすぐに眠る。

石田ゆり子の新刊を読む。あぁ、石田ゆり子のファッションへの思い好きだなぁ。そして、どれも美しいなぁと思う。石田ゆり子が紹介していたルイヴィトンのソフィアコッポラとのコラボのバッグ、私も欲しくて欲しくて、今でもほしいと思っているほど美しいバッグだ。それにドリスヴァンノッテンは、私も大好きなブランドなのでそれもまた素敵だなぁと思う。あの美しい世界観と圧倒的な服の美しさは本当にアートだ。


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